文字が打てなくなる瞬間【とき】

文字数 1,906文字

 自分にはそういう瞬間(とき)がある。
 それは大抵疲れ切っているときだよね。

 自分はすっごく一人でいることが好き。
 人といると疲れてしまうんだよ。まず、何か話をしなければならない空気が苦手。
 黙っていられる関係だったとしても、だったら同じ空間にいる必要ないよねって思う。
 以前も書いたけれど、俺は職場で『コミュニケーション取らなすぎ』と怒られるほど、自分から人と関わろうとしない。それでも話しかけられやすい。
 たぶん理由は、俺が近くの人と冗談ばかり言って笑っているからだと思うんだ。
 いつも笑っている人とは話やすいしね。
 舐められやすいという難点もあるけど。

 俺はなんていうか、周りの人ないし一緒に居る人が笑っているとホッとするんだ。
 相手の表情や仕草を見て、敏感に空気を感じ取るタイプなので。
 イライラしている人ととかすぐにわかるし、その原因ももちろんすぐにわかる。
 探し物をしている人が、何を探しているのかもわかる。
 なので面倒見が良いと思われがちだけれど、本当はそうじゃない。その空気が嫌なだけ。なので早期解決しようとする。ただそれだけなんだ。だから勘違いして頼ろうとしてくる人は嫌い。
 ウザいとしか思っていない。

 何も言わないけれど、結構他人のことは観察している。
 仕事を真面目にやらない人。できない人をゴミとしか思っていない。
 口にはしないけれど。
 なので相手によって結構、話しかけられたときの対応が違ったりする。まともに仕事もできないのにおしゃべりなんて許さないよ。

 そんなわけで、敏感に周りの人の感情を感じ取ってしまうので凄く疲れるんだよね。
 器用で人よりも仕事が速いから、何も言われることはないけれど。その分、『何かをして欲しい』という感情を向けられるとわかってしまう。期待に応える必要はないけれど、やったほうが自分にとってはプラスにはなるよね。疲れるけれど。

 そんな感じだから音楽は精神の安定には欠かせない。
 今回はそこに加えて『癒し』を見つけてしまったわけだ。
 英語の勉強として登録したチャンネルだったんだけどずっと視てなかったんだよ。でも最近改めて見ていたら、この人たちのトーク自体がとても癒されることに気づいた。コメントは残したことないんだけれどね。
 
 感想やコメントってさ、いい意味で書いてあっても『失礼なこと言ってんな』って思うことない?
 pixivのコメント欄を見るとさ、失礼とは違うんだけれど『誰目線で、誰に言ってんの?』って思うコメントは多い。それとは少し趣向が違うけれど『性癖合致しました』って感想が凄く嫌いなんだよね。
 それについて、ずっとなんでか考えていたんだけれどその理由を最近やっと理解した。
『個人的な意思表明を不特定多数向けの作品を書いている作者に向けるのが気持ち悪い』ということに気づいた。

 似ているのは『自分は童貞だ』と、そんなことどうでもいいと思っている相手にカミングアウトする行為。
 『性癖合致しました』と『自分は童貞』とカミングアウトすることは同等の気持ち悪さがあるからだということに気づいたわけよ。
 あなたの性癖に合致しようがどうでもいいし、あなたが童貞だろうがどうでもいい。
 そんな個人的なことをカミングアウトしなくていいよということ。不特定多数の人が見られる場所ではね。

 それはそれとして、失礼な発言だなと感じることの方が問題だろう。
 そこにはこんな文面を多く見かける。
『他のユーチューバーと違って安心してみていられる』
 なんだろうな。どうして日本人は褒める時に『他の誰かと比べ、その相手を貶す』ことで褒めようとするのだろう? これって気持ちが良いものではないよね。
 彼らは、そういう褒め方を一切しない人たち。彼らから何を学んでいるのだろうと疑問を感じる。
 比べるのはね、他人ではないのよ。
 過去と今。これが比較対象。

 貶して下げて、その差で褒めを感じさせようとしたところで褒められたと喜べる?
 『例えばAさんは話の流れが下手で何を伝えたいのかわからない。それに比べて、あなたの書くものは分かりやすくて良い』
って言われたとする。
 これで喜べる人は、深く考えていないよね。
 褒めるなら『どこがどんな風に良い』こんな感じ。これであなたの何かに深く触れてることになる。

 つか、何書いても主題から逸れていく俺って一体……。

 本題に戻ると、疲れすぎている時は書きたいこと書きたいものはあっても文字が打てなくなるんだよね。
『んー……PC立ち上げたけれど、寝よ』
 こんな感じになってしまう。
 疲れている時は精神が安定しないから何もしたくないんだ。何もしなくていいと思うの。
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