考えを口にして

文字数 1,842文字

 本日は作品整理をした。移動してからではないと消せないものもあるので、完了ではないのだが。
 小説はアルファポリスに移動。続きはゆっくり書いていく予定。いろいろと法改正も行われているし、今からちゃんと分けておけば後々面倒なことにならないと判断した結果である。

 今後小説は、ちゃんとR分類できるアルファポリスと貸し本棚のみにしようと思う。そもそも読まれたくて書いているわけでもないしな。

 小説を書こうとしたきっかけはゲームにある。もちろん、同人とかそういう意味合いではない。当時アドベンチャーゲームがとても好きで、推理を含むアドベンチャー要素を含むギャルゲーなどにも手を出していたのだが。
 アドベンチャーゲームの魅力と言えば、マルチエンディング。恋愛要素を含まないものであれば、428が凄く好きである。このゲームは渋谷を舞台とした複数の人物の交差する運命を描いたもの。正しい選択を選ばないと他の人物の未来に影響する。そう、人の人生とは一見なんの関係もないように見えて複雑に絡みあっているのだ。それを可視化した物語だといえるのではないだろうか?

 因みにギャルゲーにはシナリオ部分に魅力がある物語も多く、別に恋愛要素は要らないじゃ? と思うものも多数ある。
 乙女ゲーにも同じように恋愛要素がなければ男でも楽しめるのになあと思うものもある。つまり、ゲームシステム自体が面白いということだ。それはドラマにも言える。
 ミステリーなどは何故、恋愛要素を入れたんだ? なけりゃ面白いのにというものもあるしな。

 自分はパンセクシャルで無性愛者なので、恋愛観が一般とは全く合わない。
 理解されたいとは思わないが、異性愛者とも同性愛者ともバイセクシュアルとも合わないのだ。

 男と女と言うのは自認がどちらであっても、本能的なものは変わらないのではないかと思う。
 肉体的な男性は性欲ありきの恋愛。
 肉体的な女性は精神ありきの恋愛なのではないかと思う。
 つまり肉体的に男性で無性愛者は恋愛というものに関心がない。
 種を残す本能があるから他者に興味がわき、自分の好いた相手の周りにいるライバルに対し、嫉妬したり闘争心を持つのではないか? と思うのだ。

 仮にトランスだとしても、無性愛者で恋愛に興味が無ければ性転換をしようと思わない人が多いのは、どちらかと言うとトランス男性なのではないかと思う。学校でスカートを強制さられるなど嫌なことはあるだろうし痴漢に合うということもあるが、社会に出てしまえば格好くらいは自由になれる。

 それに比べトランス女性というのは、強いられるものも多いと感じる。例えば、肌を晒す機会が多いのはどちらかと言うと男の方だ。彼らへの理解は、性欲まみれのゴミ男がこの世から消滅されない限り進むことはないだろう。

**

 理解をされたいとは思わないが、自分の価値観を他人に押し付けるのはやめろと言いたい。
 パンセクシャルと異性愛者、同性愛者、バイセクシュアルとの大きな違いは、性別ありきか否かだと思う。人にもよるだろうが、”人として好き”がなければ恋愛発展することは皆無。
 パンセクシャルと言のは”好きになったのがたまたま同性、異性、バイ”だからだ。相手がどの性だろうが関係ない。

 異性愛者は……例えば、顔の見えないネットで出会った相手に恋をするとする。そして、相手が同性だと知ったとたんに相手を罵ったり、気の迷いだと思ったりする。それは相手が好きなんじゃない、自分に都合のいい相手が好きに過ぎない。いわば自己愛。俺からしたら、バカらしい。
 それは現実でも変わらない。見た目が異性だから異性だとは限らないということだ。なのに自称異性愛者は異性愛者と言い張る。しかし純粋な異性愛者なんてこの世に存在はしない。少なくとも俺ははそう思う。

 両想いでなければ好きでいることが出来ないということも俺には理解ができない。その程度で変わる好きはきっと好きとは言わない。まあ変わるくらいのものならいらないし、そんなものは持ち合わせていない。
 こういう思想だから合わないし、理解されるとも思わない。理解なんてされなくていい。

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 話がだいぶ逸れたな。
 恋愛と言うのは、くっついたらハッピーエンドじゃない。
 そこからがスタート。
 マルチでその先が欲しかった。
 だったら自分で書けばいい。ただそれだけ。
 つまりは理解されない現実から逃避して、自分の物語の中で幸せでいたかっただけ。

 だから読まれようが読まれまいがどうでもいい。
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