やはりバランスが素晴らしい

文字数 725文字

2022年12月14日放映の相棒の感想

 それは都市伝説「丑三つ時のきょうこ」から始まった。ある事件が勃発し、その時間にある人物を捉えていた動画が出回る。それを足掛かりにして相棒の二人は事件を追う。
 しかしSNSではその動画が嘘であるという猛烈な否定コメントが。
 その人物に右京が会ってみると、そこにはもう一人待ち人がいた。

 今回は二つの事件が起こるわけだが、相棒の面白さはやはりヒューマンドラマにある。
 クソムカつく! と思った人物は何かしら良くない結果に繋がるので、それも相棒の魅力の一つだと言える。悪が必ず何かしらの形で裁かれるというスタイルの相棒だが、今回は被害者の一人を引きこもりにしてしまった人物が事件に関わる。

 右京さんというのは、身勝手な犯人と事故や正当防衛などの形で犯罪を犯してしまった人物への対応が異なる。身勝手な犯人へは怒ることもあるが致し方ない場合には諭すという形で話をする。
 今回の場合は、事件の犯人となってしまった人物が右京さんの言葉で『自分が本当にしなければならなかったことが何だったのか?』に気づき終焉へと向かう。
 毎回良いなと思うのは薫ちゃんの一言。
 彼でないと響かない言葉はたくさんあると思う。
 最後の希望を感じる演出もとても素敵だなと感じた。

 他のドラマを見ていると不自然さとパターン化というので、段々飽きてくるんだよね。
 毎回最後は取り調べと後日談のような終わり方。これは面白くはないと思う。
 相棒は被害者に光や希望を与えて終わるスタイルが多い。
 それはドラマチックだし、後味がとてもいいなと思うんだよね。余韻を残す感じで。
 来週もとても楽しみ。

 五日出勤の方は後半だね。
 今日も一日頑張ろう。はぶあないすでい。
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