認識の違いに驚いたこと

文字数 1,676文字

 まあ、大したことじゃないんだけれどね。
 自転車の修理をしていたんですよ。もう、こなれたもんだけれど。
 最近、パンク修理はペタッと貼るだけのものがあって、これホントに大丈夫なのか? と訝しがりながらもペタッとしたんですよね。
 翌日、空気が抜けました。
 うわ、やっぱり貼るだけじゃダメなんじゃ? と思って再びチューブを取り出しましたよ。
 一回抜くと取り出しは簡単になる。不思議だけれど。
 入れるのは相変わらず力が必要ですがね。

 で、調べたわけですよ。
 いくら調べても空気抜けてないのね。チューブにはなんら問題はなかった。
 どういうこと?! 虫ゴム? って思ったんだけれどパンクを直したときに新しいのに変えたのよ。
 虫ゴムではなく簡単なバルブ式のものにね。
 ただ、これも壊れていない可能性大なのよ。何故ならパンクを調べる時に挿すけれど、空気は抜けなかったから。
 いよいよ何が何だかわからない。どうしよう? と途方に暮れていたんだけれど……ふとナットが緩んでいたことを思い出したのよ。
 行きは特に何もなかったんだけれど、帰りにちょっと後輪がぶれるなあとは思っていたの。
 フレームが歪んでいるのだろうか? と思い家に着いてから後輪を回してみたんだけど何ともなかった。
 そして翌朝空気が抜けていたという経緯。

 さてここで、もしやナットのせいか? という疑惑が浮上する。
 タイヤ外す時も緩んでいたし。しかしこんなので抜けるんだろうか? と疑問にも思うのよ。どんなシステムでできているのかわからないからさ。
 まあでも、チューブにも虫ゴムにも異常はないのだから『第三の部品』に疑惑をかけるしかないわけ。
 まったく、こんな小さなナットがカギを握ってるなんてと思いながら締めましたよ、ぎりぎりと。
 締めていたら嫌な音がしましてね。壊れましたww
 ただ、もう一個ナットがあったので代わりにそれをつけたんだけれど、え? 壊れるの、これ! だよね。慌てて某ネットショッピングサイトでナットをぽちりましたけどね。
 
 さて、ここでナットのせいなのかを調べる必要があるわけですよ。
 また空気抜けていたら嫌だし。直してから何度か確認に行きましたがね。今のところ問題なさそう。
 
 ナットの緩みで空気が抜けるか調べたところ、壊れたので同じサイズのもので代用してもいいか? という質問をしている人を見かけました。
 そこの回答が衝撃的だったわけですよ。
 ついてない自転車もあるからなくても平気というような回答にベストアンサーがついていたんですよね。
 もう、こいつ大丈夫か? と思いましたよ。

 どんな部品も意味があってついているわけですよ。
 確かになくてもなんとかなることもあるけれど、基本は必要だからついている。
 人間だって、目がなくてもいい。指が一本なくても大丈夫。だから取っちゃえなんてことはないでしょ?
 必要だからあるのであって、ないと不便なわけですよ。
 まあ、髪だって意味があってあるわけだし。

 部品となれば必要だからついている。
 なのでそういう回答をする人は頭悪いし、早死にするなと思ったわけですよ。
 しかもね、大抵アホは男。
 どこ見てもアホは男に多いよね。もっと論理的に物事を考えるべきだと思うのよ。
 少なくとも俺はそう思う。

 さて、アホだなと思いながらもっと役立つものはないのか? とさらに検索をしたところ空気が抜ける理由三点を紹介している記事を見つけました。
1 パンク
2 虫ゴム
3 ナットの緩み
 これが三つの理由らしい。

 なんだけれど、そこでも衝撃的な文面を見たんですよ。
 自転車の車輪についている、空気を入れるところについている小さな六角の部品。
 俺はずっとナットだと思っていたんですよ。
 その後、ショッピングサイトでもナットと書かれていましたが。

 そこではネジって書いてあったんですね。
 は? ネジ?!
 ネジというのはねじ回しを使って出したり入れたりするあのヤラシイ物体のことじゃないの?!
 ビスといったりもするけれど。
 ナットだよな? これ……。
 
 俺は困惑したのだった。
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