人は不安や恐怖から逃れられない生き物

文字数 934文字

 以前もこんな話をしたが。
 攻撃的な人というのは弱いんだよね。
『○○から攻撃されるかもしれない。だから先制攻撃しよう』
 そうやって人は戦いに向かっていく。

 脅しは恐怖を産む。
 そしてそれが仮にはったりであろうが、他人に恐怖を植え付けたら何倍にもなって返ってくる。
 だから人を力で押さえてけてはいけない。
 人を攻撃する人は、恐怖と不安に苛まれている。そのことを理解せずに返り討ちにすれば、相手は死まで追い込まれると思い後へは引かない。
 特に思い込みの強い人はそうだろうね。
 
 あなたには努力が空回りするという経験はあるだろうか?
 もしあるならば、それと似ている。

 強い人は他人を力で押さえつけようとはしない。
 言葉で説き伏せることはあるだろうが。
 しかし他人は他人のものなのでいかなる理由があろうとも侵食するようなことがあってはならない。
 他人の人生は他人のもの。自分の意思決定でのみ人生という道を歩むべきである。

 それはすべての人類に言えること。
 誰のことも力で押さえつけてはいけない。
 地震などが起きる原因のプレートと同じ。その反動は何倍、何十倍にもなるだろう。

 人には言葉がある。
 仮に相手が理解しなかったとしても武力でなんとかしようとするのは間違いだし、自分の考えを他人に押し付けるのも間違いである。
 言葉によってのみ、人は分かり合える。大切なのは信頼関係。
 その信頼は一瞬で壊れるものだ。
 何故なら人を支配するのは恐怖と不安だから。
 相手を信頼できなければ、どんな言葉も響かないし届かないだろう。
 それが今の世界であり、我が国の政府ということ。

 人の命は永遠ではない。
 永遠でないことにしか望みをかけられないとするならば、この世はすでに終わっているのと同等である。

 では不安から逃れるためにできることはなんだろうか? 
 それは知識。
 知ることである。

 何か起きた時に対応できないから人は不安に駆られる。
 初めからどうすればいいのかわかっていれば不安から逃れることはできる。
 相手が言っていることが論理的に考えてただのはったりなら冷静に対処できるということだ。
 その為には知る必要があるだろう。
 
 短絡的な思想は自分を追い詰めるだけ。
 人に大切なのは余裕である。
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