誰が悪いわけでもないと思うこと

文字数 698文字

 たまに見かけるんだけれど、読むことを断られることイコール作品否定だと感じる人がいるんだよね。
 でもそれは作品否定ではない。

 例えば好きではない食べ物を断るように、創作物にも好みと言うものがあって断る権利は誰にでもあると思う。読まれないことは作品否定ではないんだよ、それは努力でどうにかなることでもない。
 不特定多数に向けての宣伝の中で、その作品を読みたいなと思う人が手に取ればいいこと。
 
 特定の人物がそれを好まないのであれば、諦めるのが妥当だと思う。
 別にその人が読まないからと言って自分の評価が下がるわけではないし、その人のが好まないからと言って世界が滅ぶわけでもない。そしてその人が好まないからといってその作品がダメということにもならない。

 その人が手に取りたいと思えるような努力が出来ていないというならそれも違うと思う。
 例えば人参が嫌いだと言う人に人参料理で勝負する必要はない。そうでしょう?
 その人の好むもので勝負すればいいのであってNOと言っているもので勝負する必要は何処にもないんだよ。嫌だと言う相手に押し付けるのは迷惑行為でしかないし、自分だっていやだと言うものを押し付けてくる人なんて嫌いになることはあっても好きになることはないと思うの。

 だから相手がNOと言うのであれば潔く引き下がり、YESと言ってくれる人を探すべきだと思うの。
 否定されたような気持になるのは分からないでもないけれど、相手の気持ちに立って一度冷静に考えてみるべき。誰が悪いわけでもない。
 相手も悪くはない。

 好みは人それぞれ。
 価値観も人それぞれ。
 合う合わないがあって当たり前。
 ただそれだけのこと。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み