他人とは、助言を聞かない生き物である

文字数 1,102文字

 これは創作界を見ていると顕著。
 常に揉めている人がいるのが、その証拠である。
 何言ったって聞きやしないのだから、放っておくのが身のためだ。
 その文字を打つ暇があったら、見て見ぬふりをして執筆に充てた方が良い。

と、言ったところでこんな助言、誰も聞きゃしない!
 こういうことだ。

 助言を聞く人というのは、恐らく真の意味で”自分第一”に生きられる人だと思う。
 真理の扉を開き、悟りの境地にいる人間なのだろう。

 人は未熟だ。
 先人がどんなに体験談から、”こうだよ”と教えてくれたところで我が道をつき進み、そのへんで転び、
「だからいったじゃねえか!」
と先人を呆れさすものなのだ。
 そう、以前も言った通り、人間は自分の体験からしか学べない生き物。
 だからこそルールが必要。
 赤信号を渡ると危ないですと教えるよりも、赤信号はわたってはいけないルールとなっていますと伝えた方が、深く考えずに守るものなのだ。
 時々、赤信号みんなで渡れば怖くないなどとバカなことを言うバカ者がいるが、
「怖くないかも知れないが、死ぬかもしれないし、単に他人の迷惑だ!」
としか言いようがない。

 世の中の半分以上はバカで構成されている。
 これは社会に出ると分かるのだが、
「馬鹿は、頭が成績が悪い人ではなく、先のことを考えずに言動する人のこと」
である。
 成績なんてものはあまり意味がない。確かに成績が良ければ上の学校へ行けるし、職業の幅も広がるだろう。だが、好きを仕事に出来るのはホンの一握り。

 良い仕事よりも、良い職場の方が居心地が良いのが現実。
 報酬のために頑張れるかもしれないが、それは定時で上がることが出来き、充分に好きなことをできることが前提となるだろう。たいていの人は薄給(はっきゅう)だが職場環境が良く居心地が良いか、高給だがキツイ職場環境かどっちかに偏っている。
 もちろん、能力があれば良い職場環境で高給なこともあるだろう。
 ただし、それは能力があるからだ。

 もし、先人の助言を聞くことのが出来る者ばかりなら、戦争なんてしていないし環境の悪い職場なんてこの世に存在はしない。
 助言を聞かないからパワハラ上司が存在し、創作界では誰かが揉めていて、戦争だってなくならない。

 みんな仲良くしろよ!
 人は助け合って生きていくものだ。
 
 そう思っている人間が99パーセントを占めたなら、この世は平和で住みやすい。
 しかし実際はバカが50パーセントを占めているので、こんな世の中でこんな世界なのである。

 他人とは助言を聞かない生き物。
 あなたがどんなに賢者であっても、相手が聞く耳を持たない限りその労力は無駄である。
 そしてこの助言も、無駄なのである(笑)
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