それは確かにすごいなと思ったこと

文字数 1,834文字

 あなたはYouTubeを視て何を思いますか?
 何を学びますか?

 動画は一定時間拘束されるので、基本観ないんだよね。
 先日から言っていることだけど、話として見ているチャンネルは一つしかない。あとは音楽系。これは画面を視ているわけではなく、聴いているだけになる。

 俺にとって英語というのは非常に心地よいもの。
 最近その好きなチャンネルを視ていて、英語が話せるようにはならないけれど聞き取れるようにはなった。不思議だねえ。

 学びの方向っていうのは、人それぞれ方向性があると思うんだよね。
 俺がYouTubeを眺めていて思ったのは、『番組の作成法には方向性がある』ってこと。
 これは誰も知っているとは思うが。

 1 自分たちで一からテーマを決めて番組を作る
  これはオリジナルってことだね。

  日本語で使われているオリジナルという言葉と英語でいうオリジナルには意味に差があって、英語でのオリジナルというのは『元/発祥』を指している。そして日本でのオリジナルという言葉のイメージは恐らく『個性』の方だと思うんだ。
 YouTubeでの意味合いは、両方の意味を兼ね備えているオリジナルだね。
 彼らだけの発想であり、彼らのみの個性。そういう意味のオリジナル。
 小説で例えると、大元の作品だね。
 これはダンス系など、自分たちでやっているものは含まれる分野。

2 誰かの何かを載せているだけの番組
  音源だったり、何か観た系
  これは他人の創作物や表現に寄生しているだけなので、大して脳は使わないよなと思った。

3 情報系
 自分たちでなにかテーマを作って、あまり知られていないようなことを調査して公開していくものだね。
 その人なりの解釈などがあって、この番組系が一番難しい分野だなと思った。

 何が難しいかと言えば、情報系というのは『興味関心』という心理を利用しているわけなんだけれど、トークが巧くないとイライラするんだよね。見ていて疲れるの。結論が知りたいんだけれど? ってなる。
 だから話の流れが巧い、聞き取りやすい、理解しやすいという三拍子がそろっていないと視ないよねって思った。

 そして動画を視ていて気付いたのは、今まで日本語の好きに思っていた違和感について。
 好きという言葉の意味を相手に問う時、『ライクor ラブ』って使う人多いと思うんだけれど、それがずっと変だなって思っていたんだよね。

 ライクは基本人ではなく、モノに使うんじゃないのかな? って感じていたのよ。
 なんでかって言うと、日本人は『ラブ』以外の好きを説明するとき『人として好き』という言い方をすると思うのよ。もっとうまい言い方をする人もいると思うんだけれど。
 その好きってイコールライクではないんじゃないのかな? って。
 なんで好きなのか? そこに焦点を当てて説明すべきなのでは? とって思っていたの。

 俺が好んで視ているチャンネルのコメント欄には『リスペクト』という言葉多用されていて、その言葉を見た時『これだ』って思ったの。

 人に対しての好きとは『ラブorリスペクト』なんじゃないのかな? って。
 説明するときにね。
 そう思ったら凄く腑に落ちたのよ。

 しかし、このチャンネルの三人はなんだか本当にすごいのよ。
 よくコメント欄で見かけるのは『互いの意見や考えについて否定をしない/リスペクトし合っている』など。そう、否定しないのね。考え方が違っても。
 それは非常にすごいなと思うところ。そしてとても楽しそうで、面白いの話が。
 
 最近視て笑ったのは(投稿自体はだいぶ前)浦島太郎という物語をアメリカ風に変えたら? というもの。これ笑ったね。
 発想の仕方がまず面白かった。
 日本人だったら、置き換えに関して浦島太郎は昔の物語だから昔あったものに例えるって考え方もするかもしれないと思いながら見ていた。しかし見ていると、割と現代風でわかりやすく個性の出た感じに変わっていて、玉手箱イコールAmazonの箱って言ったところで爆笑したね。
 なじみ深い、かつアメリカ風に変えるとわかりやすいしこんなに面白い発想になるんだなあと。
 文化の違いも分かるから勉強にもなるしね。

 笑いって言うのは、産むのが難しいと思うんだよ。共感が大切だし。
 知っているからこそ笑えるのであって、知らなければ笑えない。
 なんだかほっこりしていて、落ち着いているのに毎回笑えるチャンネルなんだよね。
 俺にとっては癒し。
 ほんと凄い人たちだよなって思った。
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