やはり感想を書くことはとても良い

文字数 1,296文字

 俺もかつては苦手だった感想。
 進撃の巨人以外で久々に昨日、作品に対しての感想を述べた。

 感想を書くのが苦手なのは、何を書いたらいいのか分からないからだと思うのね。
 感想とは感じて想ったことを書く、そういう漢字が充てられているわけだけれど。

 ここでレビューとの明確な違いは”向け”なんだ。
 誰に向けて自己主張しますか? ということ。
 感想の場合は、作者宛てとなる。
 レビューの場合は読者向けなので、こういうところが良いからおすすめだよとなればいい。感想やレビューに関して構成を考えないと、上手くは書けるようになれない。
 言いたいことを明確にするということだね。

 感想の場合は項目を決めて書くと書きやすいが、それは全体の時には向いていても、一ページごととなると難しいだろう。
 人によっては全体の感想にしか意味がないと思っている人もいるかもしれないが、大体一ページ読めばその作品に対して作者がどのような流れで書いていくのか”癖”が分かる。
 作風は変わらないもの。変えるのが非常に難しいものである。
 それは使い慣れた言葉や多用される言葉でその人らしさが出てしまうためでもあると思う。
 
 なので和訳された本を読むと、翻訳家寄りの作風があるか、もしくは特徴が掴みづらかったりする。
 その代わり、本の内容がすんなり入ってくることはないだろうか?

 日本語というのは実に多様な表現が出来る。豊富な言葉や表現があるからこそ、その人らしさを出すことが出来るともいえる。
 だからこそ、その個性を潰さないためにも”自分はこう書く”や”こう書くべき”などと他人に押し付けるべきではない。個性、作風は一度出来上がってしまうとなかなか変えることはできない。
 もしかしたら天才といわれる作家が生まれたかもしれないのに、そんな押し付けでこの世から消滅させてしまう可能性がある。その責任が取れるのか? といいたい。
 他人の作品は他人のもの。
 劣等な思想や発想で、必要以上に他人の作品に干渉すべきではない。

──閑話休題。

 俺からすると、全体に対して感想を述べるよりも、一ページごとに感想を述べる方が非常に楽である。
 それは”具体的にどこから、何を感じたのか?”を書けばいいから。
 引用には注意が必要ではあるが。
 ネタバレを防ぐなら、何行目のどこ”○○○○が○○~”と文の冒頭を添えればいい。
 全部を書きだしてしまうと、感想一覧からネタバレしてしまう可能性もあるから。文を添えるのは、文字の表示によって、場所がズレる恐れがあるからだ。
 これはエブリなんかは、細かく設定できるので、ズレている可能性は大。

 感想とは自分がどんな部分から何を感じたのか文字にすることによって、自分自身について知ることのできる貴重なものだと思っている。
 あまり感想が書けないのであれば、あまり感想の書けない人というイメージしか残らないが。

 好きなシチュエーション、流れ、構成、感動する言葉。
 自分がどんなものを面白いと感じ、何を思うのか。
 普段自分自身というのを客観的に知る機会は少ない。
 ぜひ、自分が書いた感想を読んで、自分自身を見つめ直す機会を得よう。
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