昨日はね、自身のレビュー活動について考えさせられる作品を読んだ

文字数 1,398文字

 自分と彼はレビューや感想を書いた目的が違う。
 彼はの場合は自身が小説で成功するための営業の一つとして感想やレビューを書いていた。
 彼が学んだのは、面白い小説の書き方や他人への接し方、それで副産物として手に入れたのが人望。

 レビューを書けばレビューを書かれる。これはないかなとは思う。
 企画などに参加したらレビューを貰うことはあると思うけれど、作品レビューっていうのはそう簡単に書けるものではない。食べ物やモノなんかのレビューと言うのは感覚もあるから書きやすいと思うの。
 結論が二つしかないから。その中からチョイスして書く。そのものについて専門知識がある人はより詳しく書けるだろう。素材は何処とかね。

 では何故、小説投稿サイトのレビューが書き辛いのか?
 サイトによっても規約は違うけれど、基準がないから。
 例えば電池なら、各社のものを比べてどこのモノが長持ちするとか書けるよね?
 でも作品というのは、まず感想が書けないとレビューも書けない。
 レビューというのは【その作品をまだ見たことのない相手に、どのような作品か説明してここが良いからおすすめ】と言う説得力を持って書くものだから。つまりどこが良いのか感想が書けなければレビューは書き辛いし、あらすじが苦手ならレビューは書き辛いだろう。

 なので、これって感想なのでは? と思うレビューも多くあると思うけれど、その作品にレビューがたくさんつくのであれば、まともに書ける人は一人くらいいれば十分。みんなであらすじ説明する必要はないのだから。
 
 だから、レビューを書けない人にレビューを送ることは、すなわち自分に返ってくる確率が極めて低いので【評価狙いで他人に書く】とするのであれば無駄以外の何物でもない。
 それを狙って書けて、ランキング上位に食い込んだのだとしたら凄い努力をした人なんだろうなという印象を持つ。だってレビューを書かれる可能性は極めて低いからね、通常の募集とかで書いている場合は。
 言っておくけど、これは『小説の主人公の話』ですよ。フィクションの人物に対して俺が感じたことの話。

 俺はレビュー活動をしていたからこそ、現状(現場?)を知っているし、それが達成できたのは何をしたのかがわかるということ。
 よく考えてみて欲しいのよ。自分が上に行くためには他人を蹴落とさなければいけない。自分は評価が欲しいけれど、蹴落とすためには評価しないと言う人は山のようにいると思う。
 だから上手いけれど上に行けない人っていうのが存在するのよ。

 web小説サイトなんて弱肉強食で戦場だからね。
 俺みたいに趣味で小説書いているだけなのに50作も同時連載している人とかどうかしている人なんだと思う。でも、自分で読みたいから自分で書くの。読むツールとして小説投稿サイトのシステムが読みやすいから利用している。ただそれだけ。
 
 まあ、エッセイはちょっと違う目的だとは思うけど。
 総じて読まれ目的で書いているわけじゃない。

 読まれたいと思うことは悪いことじゃないよ、もちろん。
 承認欲求を満たすために公開している人もいるだろうし。
 作品でそれをするのは、安易に性犯罪に足を踏み入れる形になるより全然良いしね。

 さて今日も頑張らないと。
 彼もその小説を書こうとした中での活動の一環で得た仲間に対し、大切にできるなら良いと思うの。
 それに気づいたことが素敵なことだから。
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