世界は変わる、だから見える世界も変わる

文字数 1,382文字

 創作界という場所が、自分に与えた影響。

 俺は自己中で個人主義である。
 日本で言う個人主義は”利己主義”に近いが、本来の意味は異なる。
 individualismとは、個人の自立を重く見るという意味合いらしい。
 規制を緩和して個人の目標を優先するのが自由主義。
 社会より個人の利益を優占するのが利己主義。

 俺も個人主義という言葉の意味には違和感があった。調べてみて納得。
 日本では利己主義と混同されてるようだ。
 日本は仕事の終わっていない人がいると帰りづらいという話をよく聞くが、うちの会社ではそんなことはない。残業の必要な人もいれば定時で帰る人もいる。

 帰り辛い人は何をしているのか?
 というのは以前から気になっていた。終わらない人がいれば手伝えばいい話である。
 しかしながら日本人はチームワークという概念がないのか、他人を進んで手伝おうとする人は少数派だと思う。それは関東圏で思ったこと。

 今勤めている会社では割と他人を手伝うということをする人が多い傾向。
 それは小さな部署が集まって一つの場所? となっているからだと思う。俺も忙しいと聞くと、自分の仕事をやりながら他部署の手伝いをしたりする。
 それが当たり前の日常。
 俺の部署はその中でも人数が少ない。助け合いをすることが大事なことだと感じている。
 上司のことは信頼しているし、上司に信頼されたいと思ってもいる。
 いなくても回るように、積極的に仕事を覚える努力ももちろんする。それは安心して有休を取って欲しい、部署を離れても安心して欲しいという気持ちがあるに他ならない。
 俺も今の会社に勤めるまでは、他人に対してそこまで思ったことはなかった。

 仕事は環境次第だと思う。
 上司が尊敬できる相手であれば、自分も信頼されたい認められたいと思うものだ。 
 そして任されたら期待に応えたいものである。
 
 ん? また話が脱線。

──閑話休題。

 自己中心的な思想とは自分を中心に考え、周りの迷惑を考えない人を差す。
 ただこれね、自分を中心にして周りのことしか考えない人も自己中心的な思想だと思うんだよ。

 「は?」

 と思ったそこのあなた!
 自己中は自己が中心という意味。

 広く自分に関係ない人も含めた思想は自己中とは言わないと思う。
 自分を中心に、自分の周りの人だけ良ければいいというのも自己中な思想。
 まあ、進撃の巨人で言うとエレンがそうだよね。
「彼が守りたいのは、世界ではない。自分の大切な人たちだけ」
 自分が生きるか死ぬかは、自分さえよければとはまた違う。

 思うに常に、利己主義=自己中な思想とはならない。

 屁理屈だろう!
 というのはさて置いて。

 創作界は自分に多大な影響を与えたと思う。
 特に活動場所がTwitterに変わってからはね。
 自分にとって登録して活用させていただいているサイトは、表現するためのツールであり活動場所とは違う。

 守りたいものが出来た。
 守りたいもののために秩序が必要だと思った。
 だから政治に興味を持った。
 戦争が何故行われるのか、その心理を理解しようとした。
 それは平和に必要なことだった。

 こう羅列させると、何が発端だったのか一目瞭然。
 人と関わることは、良い方にも悪い方にも転がっていく。
 自分はたまたま良い方に転がったに過ぎない。

 世界は変わる。
 そして見えている世界は変わっていく。

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