大人向けの小説が何を指すかについて考察する

文字数 909文字

 自分の書く恋愛小説は大人向けというタグを入れているわけだが、その定義は人によって違うと思うんだよね。
 例えば成人向けと言えば性描写を思い浮かべると思う。
 確かに性描写は含むだろうが、”大人向け”とは『オカズ』を主体にしているわけではないだろう。
 もちろん、成人向け(ないし18禁など)というタグが入れられない場所で匂わせとして使っている人もいるかもしれない。

 そう『匂わせ』これがポイント。

 大人と子供、成人と未成年。何故二つの言い方があるのか考えたことはあるだろうか?
 子供と言えば小学生くらいまでの児童を思い浮かべると思う。未成年となると中高生を含むだろう。
 しかしそれはイメージに過ぎない。
 ならば中高生が大人に属するのか? と言えばそうとは言えないからだ。
 つまり、成人と未成年というのは明確に年齢で分けているのであり、見た目や精神は含まれないと考えるのが妥当だ。
 ここで深く考える人ならば、思うことがあるだろう。
 それは『大人の定義』についてだ。

 仮に成人していようが、年齢的に中高年だろうが『大人か?』という人は存在する。
 ではあなたにとって大人とはどんな生き物だろうか。

 ここからはあくまでも俺の考え方だが。
 大人とはこういう人を示すのではないだろうか?
・社会人の経験があり、空気を読んで動くことが出来る。
・自主性があり、主体性を持つ。
・人生経験により、『匂わせ』で理解することが可能。
・思いやりを持ち、他人の立場で考えることが出来る。
・知識により、一から十まで説明せずとも理解することができる。
 
 では創作物における『大人向け』とは何を指すのか?
 匂わせで理解できる程度の人生経験を持つ人を指すのだと思う。
 つまり性描写については、全てを事細かく書かずとも何をしているのか理解できるのが大人ということだ。なので、この場合の大人とは成人を指すわけではなく、ある程度の人生経験を持つ人と定義付けられる。

 人によって『大人向け』というタグの意味は違うとは思うが、俺はこういう考えによってつけている。
 よって性描写に関しては匂わせも多く含んでいるのである。匂わせ程度で書ければカクヨムでも引っかからないしねw
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