俺と片割れは真逆の性質を持つ

文字数 803文字

 ONとOFFであり、仕事モードとプライベートモードというものがきっちり分かれていることで、バランスをとっている。なので二重人格とかではない。
 例えばAという事象について真逆の考え方を持っているだけ。

 倫理道徳、常識良識のもと『こうすべきである』という思想や理念に基づいて行動するのが仕事モードである自分、7。
 したいからしているのではなく、人間としてこうするべきと考えて行動するので社交的でない
。むしろ一人でいたい。余計な会話は時間の無駄だとしか思っていない。
 その間やれることはたくさんある。
 だからこそ、マルチタスクがこなせるとも言える。
 無理はしない。できない時はやる必要がないとも思う。
 無理していると、嫌になるだけだしね。
 ななでもセブンでも好きに呼んでとは言うが、7と呼ばれることが一番好き。
 俺のニックネーム自体、トチ狂ったラッキー7という意味なので。
 片割れも俺のことは7と呼ぶしね。

 片割れは、心で動く。
 なのでとても社交性に優れ、誰とでもすぐに仲が良くなれる。それが特徴。
 人のことには基本一切口を出さない。
 無関心なのではなく、人は人と考えるから。

 じゃあリアルの自分はどうなのかと言うと、臨機応変にどちらかが出ていく。
 ネットの世界でははっきり分かれているものを見せることが出来るというだけであって、リアルというのは見た目が変わるわけではないので『気分屋』に見えることもあるだろうが、表に出ているのは俺なことが多いので問題はない。

 主人格はあっち。
 雛本三兄弟シリーズを書いているのは、自分と優人の性格が違うから。
 違う二つの気質を可視化することで、娯楽になるならそれも良いだろうと思う。
 次から次へと物語を産み出せるのは、たぶん自分の中にしっかりとした『箱庭世界』が存在するから。そこに居る人たちを(えが)きたいと思ったから書いているだけであって、読まれたいからとかではないんだよね。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み