ラノベを好まない理由を突き詰めていたら
文字数 1,263文字
あなたは一般小説とラノベの違いって何にあると思いますか?
好きなものには理由がなく、嫌いなものには理由があるとはいうけれど。
今でこそ全く読まないけれど、中学生くらいの頃にはライトノベルに分類される小説も読んでいた時期があるんだよね。ただ、内容は推理ものばかりだけれど。
ライトノベルというと現代ファンタジーのイメージが強いのはそのジャンルがアニメ化されてヒットし、認知度が高くなったからだと思う。
でもライトノベル自体は構成と書き方の分類のことだと思うので、ジャンルではないと思うわけよ。実際、推理小説も多く輩出されているわけだから。
ただね、ライトノベルの構造を考えると現代ファンタジーが一番書きやすくフィットするというのは納得できる。
じゃあそのライトノベルと一般小説の違いは何かと言えば、大きな違いは向けにある。
ライトノベルというのは中高生辺りを層としている。
中学生くらいだと、高校生って大人に感じるが実際はそんなことがないんだなと思うのがこの向けだ。
ライトノベルとは『肯定された世界』を軸としている。
推理小説などを好む層がライトノベルから抜けていくのは、そこに面白みを感じなくなるからだ。
つまり推理小説とライトノベルはあまり相性が良くないのである。
その理由は『肯定された世界』にツッコみどころ満載だから。
じゃあ一般小説は何か? というと『納得させる世界』なんだよね。これだけで分かった人は、この先を読む必要はないと思う。
『肯定された世界』というのは『あるのが当たり前』ということ。
つまり、Aさんは魔法を使えるという設定ならば『何故使えるのか?』は必要ないのである。
Aさんが魔法を使える世界であるから。それが肯定された世界。そこに理由は必要ない。
これを推理小説にすると、先生と生徒が一緒に殺人事件の捜査をしている。知り合いに都合よく刑事がいる。
普通は何故そうなったのか? そんなことは現実にありえないと思ったりする。
だがライトノベルの場合はそこに理由は必要ない。そういう世界だから。ただそれだけ。
作者が理由や裏設定を考えていたとしても、『肯定された世界』にはそんな説明必要ない。
何故なら読者は『理由なんて求めていない』から。
なのでライトノベルにいちゃもんをつけるようになったら、あなたにはライトノベルはもう向いてないということになる。
一般小説には『理由や背景』などが必要となってくる。そういう世界であることに理由付けをし納得させなければならないから。よりリアリティを求められるのが一般小説なのである。
じゃあ何故必要なのか?
それは人というのは経験が多くなっていくと現実を知るからだ。たくさんのことを知れば矛盾に気づくし、理由がなければ納得できないこともある。つまり物語にリアリティを感じなくなるのだ。
そもそも物語とはフィクション。だからこそ『あたかも存在する』ように見せる必要がある。
そう、自分が作った世界を【こういう理由で存在する】と『説得させる世界』なのが一般小説なのだ。
好きなものには理由がなく、嫌いなものには理由があるとはいうけれど。
今でこそ全く読まないけれど、中学生くらいの頃にはライトノベルに分類される小説も読んでいた時期があるんだよね。ただ、内容は推理ものばかりだけれど。
ライトノベルというと現代ファンタジーのイメージが強いのはそのジャンルがアニメ化されてヒットし、認知度が高くなったからだと思う。
でもライトノベル自体は構成と書き方の分類のことだと思うので、ジャンルではないと思うわけよ。実際、推理小説も多く輩出されているわけだから。
ただね、ライトノベルの構造を考えると現代ファンタジーが一番書きやすくフィットするというのは納得できる。
じゃあそのライトノベルと一般小説の違いは何かと言えば、大きな違いは向けにある。
ライトノベルというのは中高生辺りを層としている。
中学生くらいだと、高校生って大人に感じるが実際はそんなことがないんだなと思うのがこの向けだ。
ライトノベルとは『肯定された世界』を軸としている。
推理小説などを好む層がライトノベルから抜けていくのは、そこに面白みを感じなくなるからだ。
つまり推理小説とライトノベルはあまり相性が良くないのである。
その理由は『肯定された世界』にツッコみどころ満載だから。
じゃあ一般小説は何か? というと『納得させる世界』なんだよね。これだけで分かった人は、この先を読む必要はないと思う。
『肯定された世界』というのは『あるのが当たり前』ということ。
つまり、Aさんは魔法を使えるという設定ならば『何故使えるのか?』は必要ないのである。
Aさんが魔法を使える世界であるから。それが肯定された世界。そこに理由は必要ない。
これを推理小説にすると、先生と生徒が一緒に殺人事件の捜査をしている。知り合いに都合よく刑事がいる。
普通は何故そうなったのか? そんなことは現実にありえないと思ったりする。
だがライトノベルの場合はそこに理由は必要ない。そういう世界だから。ただそれだけ。
作者が理由や裏設定を考えていたとしても、『肯定された世界』にはそんな説明必要ない。
何故なら読者は『理由なんて求めていない』から。
なのでライトノベルにいちゃもんをつけるようになったら、あなたにはライトノベルはもう向いてないということになる。
一般小説には『理由や背景』などが必要となってくる。そういう世界であることに理由付けをし納得させなければならないから。よりリアリティを求められるのが一般小説なのである。
じゃあ何故必要なのか?
それは人というのは経験が多くなっていくと現実を知るからだ。たくさんのことを知れば矛盾に気づくし、理由がなければ納得できないこともある。つまり物語にリアリティを感じなくなるのだ。
そもそも物語とはフィクション。だからこそ『あたかも存在する』ように見せる必要がある。
そう、自分が作った世界を【こういう理由で存在する】と『説得させる世界』なのが一般小説なのだ。
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