流れてきた質問を見て思ったこと

文字数 756文字

『文体で影響を受けた人は?』
 確かこんな内容の質問だったと思う。
 
 考えてみたけれど、俺の文体はエッセイも小説も変わらないんだよね。
 そして呟きでも同じ、論文調+口語。
 誰かに影響を受けたのか? と聞かれたら誰の影響も受けていないww

 学生の時に近現代、特に夏目漱石あたりをたくさん読んでいたけれどこんな文体ではないし。
 そこから何か影響を受けたか? と言われたら特に受けていない。
 彼の作品を読んで何を思ったのかと言えば、三部作って登場人物の名前違ってもいいんだねってことくらい。話は繋がっているのに、登場人物の名前が違う。これが一番衝撃を受けた部分。

 近代でとても好きな作家が一人だけいた。
 エッセイからはいったのだが、すごく胸を締め付けられるような物語を書く方。
 恐らく、体験から着想した物語なのだとは思うが。エッセイを読んでいる感じではね。

 この作家さんの何が好きなのか?
 とても勉強になるところかな。昔はこんなバイトがあったんだとか、結構バイトで学費を稼ぎながら勉学に励む学生さんが多かったのだとか。その時代のことを学ぶことは生きるヒントにもなると思うのね。
 何が便利になったのか、何が恵まれているのかわからなければそれに感謝することもないと思うし。

 本を読んで文体に感化されるタイプと内容に対して考えるタイプのおおまかに二種の方向にわかれると思うのね。
 後者のタイプは恐らく何を読もうとも変わらないと思う。
 よく、他人の物語を読むと影響されるから読まないという人がいるけれど、何を読もうが真似なんてできないと思う。物語の方向性に対してこういうの良いな、と感じたとしてもね。
 同じ題材で全く同じものなんて書けはしない。
 料理だってそうでしょ?
 同じ材料で作ったとしても全く同じになんかならないんだよ。
 
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