好きとレビューと結論

文字数 1,150文字

 好きを探すのは凄く大変なことだと思うんだ。
 自分は4年くらい前、あるサイトに登録して思ったことがあった。
 どんなに検索しようとも『自分に合致する、あるいは求めている作品に出逢える確率は希少』だと。
 だからレビューを書いていたんだけれど。

 その結果、好きな作品に出逢える確率はやはり希少だなと思った。
 作品を募集したところで自分の作品にある程度の自信があるか、レビューの欲しい人しか来ないから。
 そういう人達と言うのはどこの募集にでも参加するので、しょっちゅうその辺で見かける人たちなんだよね。結果、俺の目的はあまり果たされなかった。
 しかたないけれどね。
 誰が悪いわけでもない。探しつらいのはタグに問題があるから。
 
 例えば、恋愛ものが読みたいなと思った時、タグ検索するよね。
 検索したら山ほど出てくる。その中で上位数作しか視ないと思うのよ。
 つまりよく引っかかる作品。それは有名作品だと思うので、結果求めているものではない。

 ありきたりなタグをつけるのは仕方ないのよ。
 突飛なタグをつけても、そのタグを検索する確率は限りなくゼロに近いのだから。
 ね、世の中は仕方ないでできている。だから『好き』に出逢える可能性は低い。

 それでもねサイトはサイトで工夫してくれては、いる。
 好きをすれば似たような作品を紹介してくれるだろう。
 でも、似たようなものは要らないのよw
 あなたはニンジンが好きだからと言って、毎日毎日人参ばかり食べないでしょう?
 飽きるのよ。

 音楽もそう。好きだからって似たような曲が聴きたいわけじゃない。
 天才の生み出す唯一無二に出逢いたいの。

 小説も同じなんだ。
 似たような話は要らない。
 異世界ものは一作読めばお腹いっぱいっていうのは、そこにあるのかもしれない。
 むしろ異世界ものは似たような話は読まれないから、こぞって個性を出そうとするんだけれど……。
 違うのよ。
 異世界に行くことがお腹いっぱいなのね。

 ファンタジーというのはね、土台がオリジナルなの。
 だから情報量が多い。
 あなたは習ったことのない言語の勉強ばかり、何種も毎日やる気力ある?
 俺はないな。
 本気で読ませたいなら、同じ土台でシリーズ化して書く方がいいかもね。
 世界は1個。でも物語は違う。これだと次作を読むときに情報量が減るから。
 知っている場所をうろうろするのと、知らない場所をうろうろするのどっちが疲れる?
 それと感覚は似ているかも知れない。

 もしくは土台は違うが世界が違うもの。これだとキャラを新たに覚える必要がない。
 これはねえ、知り合いと遊ぶのとまったく知らない他人と遊ぶ。
 この差に似ているかも?

 まあファンタジーが好きで好きで仕方ないって人たちに読ませたいなら、こんな工夫は要らないと思うけれどね。
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