正直店頭に並ぶラノベは読んだことがない。読む気もない。

文字数 988文字

 自分が好きなのは近現代文学。
 これぞ小説! といったもの。
 卒論でお世話になった教授に勧められて、松本清張を読み始めたらハマったという経緯がある。
 その中でもDの複合が一番好きである。
 点と線はそんなに面白いとは思わなかった。

 日々世の中は変わっていく。
 webが主体になった為、国語で教わることも変わっていくだろう。
 元々日本語というのは、中国から漢字を取り入れたことが元だったと思う。
 なので縦組み。女性にも読めるようにということで平仮名ができ、女流作家すなわち紫式部ななどが活躍しだす。

 男性と女性の考え方は昔から変わらないと思う。
 それは男女の差ではなく、社会に置いてその立場を押し付けられてきたからだと言えよう。
 
 縦組み文化は意外と少なく、字下げについても文化によって違う。
 英語などは一語空白なので字下げはなくても伝わるが、代わりにピリオドがないとどこで切って良いのか分からない。
 その点日本語というのは、”、。”があり、改行することで別の文とすることもできるので、詩などではあえて切るところを設定せず、思いのままに感じてもらうこともできるのだ。
 日本語は色んな表現の出来る言葉である。
 ニュアンスに一番近い言葉にすることで、より気持ちを正確に伝えることが出来る。情景にしても、しかり。なので文章力というのが問われるのである。

 文章力とは、より正確に物事を伝える力のことを言う。
 つまり”どんななにがどのようにどうした”。こんな感じで、より詳しくものごとを伝えることが出来る。

 ラノベとそれ以外の普通の小説(文学小説)との違いは、ラノベは表現力が乏しくても相手に伝わるということ。
 これは何かというと、読者の想像力に依存していると思う。
 同じ人の「」が続くのはラノベ。
 通常なら「」というのは掛け合いだったりする。同じ人のものが続いたら分かり辛い。
 それを読者に解れと依存しているようなものである。
 「」内改行などをするのも恐らくラノベである。

 長い文というのは、
「セリフ」
と言いながらキセルに手を伸ばし、
「セリフ」
と続けて○○は言うと目を閉じた。

 などのように間に動作などを入れるものである。
 それをせずに「」が続くとラノベを読まない人には分かり辛くて、ストレスとなる。

 つまりラノベを読む人というのは文章力よりも面白さを求めているのかな?
 と思うのである。
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