その違和感の正体について考察する

文字数 1,364文字

 世の中にはいろんなものが存在する。
 同じものでも小説なら読む、漫画なら観る、実写なら視る、アニメなら観るという人もいるかもしれない。あるいはゲームならやるなどね。
 
 俺ははっきり言ってオタク(ヲタク)は嫌いである。
 腐女子もマニアも好きではない。
 でもこれの嫌いの定義はオタクになった人そのものではない。

 例えばてっちゃん(鉄道オタク)が嫌なのは、マナーがないから。
 腐女子が嫌いなのはその辺にいる人を勝手にカップリングして公言するから。
 そう、常識良識がないからなんだよね。

 何が好きであろうと良いし、それが趣味の範囲を越えなければ良いと思うのよ。
 創作界もそう。
 何を書くも自由だし、どんな思想を形にしようが自由。
 それを『興味のない他人』に押し付ける行為が迷惑行為なんだよ。だからキモいと思われる。
 それがわからない人って意外と多い。
 でもわきまえている人は、どんな趣味を持っていようが『キモオタ』などと言われることはない。
 これがリアルってやつなんだけれど、創作物にすると非常に違和感があるんだよね。

 例えば俺が感じたのは『ラノベを読む』イコールオタクと定義されるという点。
 一般的に『オタク』と定義されるのは何かが好きとか熱中しているとかではないと思うのよ。そうではなく、周りが見えなくなり迷惑行為を繰り返す人々のことを指すと思う。
 それはどんなものにも言える。
 ラノベが好きで何万冊読もうがその人の自由。ただし、興味のない人相手に語り始めたら『迷惑なキモオタ』に変化する。

 それと同じで他人の好きに揚げ足を取っていじめに走る、いわゆる定義上の『陽キャ』ってのは俺からしたら厨二病以外の何物でもない。
 いじめも他人をいじる行為も別に『陽気』だとは思わない。むしろ好きでもない他人に執拗に興味を持つことが『キモイ』と思う。自分でキモイと思わないのだろうか?
 陽キャを形容するする笑い方『きゃはは』ってのもイカれてるとしか思わないし。
 サイコだよね。
 気持ち悪ことこの上ない。

 なので作者が『陽キャ』をバカにしている作品なのかなとか思うし。
 正直、二十歳未満で飲酒、喫煙をカッコイイと思う人も厨二病。
 酒と言うのは二十歳から始めることはあっても、二十歳ですタバコ吸おうということはない。
 なので喫煙者は大抵厨二病だなとしか思っていない。この人、元厨二病なんだろうくらいの認識。
 いじめはカッコ悪いというよりも、いじめをする人は厨二病なのでシんだほうが良いと思う。
 まだ妄想の住人の方がマシだ。痛い子ではあるけれど。

 そして大抵の日本人はこの理論で行くと何かしらのオタクということになる。
 でも別にスマホアプリで遊んでいようが、オタクだななんて思わないでしょ?
 ネットやっているから引きこもりオタクなんてのもない。
 むしろネットに繋いでいない人の方が少ないんじゃないのかな、今の世の中。

 ハイテクとオタクが紙一重な世界観に違和感を覚える。
 誇張して書くことは分かりやすさを助長はするけれど偏見でしかないということを今一度考えるべきだと思う。そんなわけで面白いとは思うけれど、うーんと思うものが世の中には溢れているし、それを見ることで『偏見を受けるのではないか?』と恐怖することも多い。
 いい加減にして欲しいと思うのだった。
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