何を書いても同じになったら、おしまいデス

文字数 1,175文字

 作風というのは指紋のようなもので、一人一人違うものである。
 誰かと似たようなものしか書けないとするなら、それは才能がないかオリジナリティがないかどちらかだと思う。
 思想というのは個人個人で違うものなので、必ず差が出るはずなんだよね。
 大切なのは唯一無二であること、幅が広いこと。
 ただしプロになるためには流行や凡人(万民)受けするもの、人気のジャンルのものを生み出す能力が必要。
 どんなにうまくても流行に全く乗れないと、プロへの道は険しい。

 俺はパンセクシャル思想しかできないので、早々に諦めたけどね。
 一人で良いのよ、面白いなー好きだなーという人がいれば。
 俺は自分が少数派であることをちゃんと理解しているので。

 さて、ここからは読み手として思うこと。
 作風は指紋と同じようなものだけれど、それは『好み』を決める大事なものでもあるし、『個性』を出すために大切なものでもある。
 あなたにたくさんファンがついたとしたら『作風』も影響しているはずだ。
 この人の『作風が好きだから』という理由ならいくらでも読んでもらえるだろう。作風の合致は面白さを超える。

 イラストで説明した方が分かりやすいと思う。
 好きなイラストはどんなものでも一目見てみたいと思うもの。
 俺は日本一ソフトウェアのゲームなどにイラストを描いている『原田たけひと』氏のイラストがすごく好きなんだよね。画集を購入したこともある。
 だからゲーム会社はより人気のあるイラストレーターを起用するということも起こりうるよね。
 このゲームのキャラ画が好きだからプレイしているということも有ると思う。
 
 それと同じなの。
 例えばツイートだって、その人の思想が好きだから見ているということも有るだろう。
 小説も同じ。この人の作風が好きだから読んでるという人は存在する。

 問題は『作風が苦手』という場合なのね。
 漫画とかでも、話は面白いとは思うんだけれど絵が受付けないということは起こりうる。
 まあ映画なら、面白そうだがホラーは苦手とか。
 食べ物なら、見た目はおいしそうだけれど人参はちょっと……ということも有るだろう。

 その中でも文字の世界は読まねばならないので一番ストレスがかかるんだよね。
 そして一番の問題は『何を書いても同じに見えること』これなのね。
 同じモチーフで別なものを無限に生み出すことは可能。
 だが、別なものを書いているはずなのに、どれを読んでも大して変わらないとなったら終わりなのよ。だって一作読めば十分だから。

 そうならないために大切なのは『登場人物の思想』だと思う。
 難しいところだよね。イラストで言うとどの作品をみても顔同じやん! ってやつ。
 俺もこれに関してはかなり苦戦する。だって俺自体が倫理道徳、常識良識に縛られているので。
 必然的に登場人物がそうなっていくよねwwww
 
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