恋焦がれる、己と戦う夜

文字数 589文字

 行動に出たくても我慢することは多々ある。
 どうしたらいいのかわからないし、どうすればいいのかもわからない。

 万民に対する好意なら、もっと気軽に行動できるだろう。
 恋焦がれるという感覚を初めて知った。
 そもそもポジティブだったことなんて一度もないし。
 話かけたい衝動に駆られるけれど、恐らく気軽に話なんてできっこない。
 きっと楽しませることもできずにまた、自分に落胆するのだろう。

 せめてこの感情が友愛だったら良かったのに。
 遠慮なのか、本心なのかわからないし。
 呆れているんだろうなと思う。

 でも邪魔したくないという気持ちもあるんだよね。
 
 はあ。
 よくよく考えてみれば、自分から行動したことない。
 今回初めてなんだよ。でも、なんか迷惑そうだし。
 嫌われるのは、やっぱり怖い。

 それに、時間は命と同等なんだよ。
 俺は好きだから良いけど、俺のわがままにつき合わせるのはなんか違う気がするんだよね。
 それでもガンガン行ける人は凄いなと思う。
 自分をどう思っているのか分からない相手に積極的になれる? 俺には無理。
 ごめん。

 それはそれとして。
 ピアノ弾けるんだ。凄いなあ。どんな曲が好きなんだろう?
 俺、ジムノペディが凄く好きなんだよね。
 君の方がもっと好きだけど……。

 あああああああ!
 俺のことを知っている人には、お前そんなやつなの? って言われそう><
 こんな奴なんですよ!
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