ある曲を聴いて考えさせられたこと

　音ゲーで出会う曲というのは、普段自分が聴かないアーティストの曲だったりする。
　ぷにぷに電気さんの『雨模様』という曲が音ゲーの中に入っていて、この人凄くお洒落って思ったんだよね。
　以前、Suchmos(サチモス)のSTAY TYNEや808を聞いた時も凄いお洒落！　って思ったんだ。
　曲は全く似てはいないんだけど、お洒落の方向性が似ているなーと思った。そのお洒落は見た目とかではなく、感覚的なもので都会×大人という感じのお洒落。
　あまり女性の曲を聴くことはないのだけれど、ぷにぷに電気さんは最高に良いと思う。
　しっとりとしていて、都会の街中を歩くBGMにしたら世界が違って見えそう。

　
　今回考えさせられたのはその曲ではなく、『非・現実逃避』と言う曲。
　現代のネット世界に対して感じるような内容の歌詞。
　簡単に説明すれば、何かあったらリセットすれば解決。でも、その世界では何も生み出せないことにいつか気づく。だからと言って現実に逃げるという選択肢を選ぶという単純な結論で解決するかというとそういうことでもなく。というような内容。
　聴いているだけなので全体を把握しているか謎だが、そんな内容を歌っている。

　確かにその通りだとは思うんだけれど、そもそも何故リセットすれば解決すると思っているのだろうか？
　って疑問に思ったんだよね。
　世の中には、たとえネット世界であろうともリセットしてやり直すことなんてできはしない。
　何故かと言えば、解決せずにまたスタートしたとしても『リセットすればいい』と思っている限り、同じことを繰り替えずだけなんだよね。そして同じ壁にぶち当たる。
　だからその人は一生なにもなすことはできない。
　コツコツと積み上げた先に、そして壁を乗り越えた先に成長や成功というものがある。

　芸能人でも成功したのにバカなことをして転落する人いっぱいいるよね。
　特に不倫や麻薬なんかが代表的だろうが。
　そういう人たちは、苦労ももちろんしたはずだけれどその世界しかしらないままだから『教養がない』とも思う。先のことを考えている人は取り返しのつかない失敗なんかしないし、理性をちゃんともっている。

　成功は終わりではない。スタートに過ぎないんだよ。
　でも、失敗したらリセットすればいいという考え方で生きている人は、成功すらしない。
　ネット世界でやっていることはその人の本質。
　リアルでどんなにいい子をしていようが、中身はそれってこと。だから他人を惹きつけることもないし、中身がない。
　まともな人はネット世界でもリアルでも変わらないと思うし、自分の目標を一つずつ確実にクリアすることが出来ると思う。