チャットノベル作品詳細

天使と悪魔の聖書漫談

493|歴史|連載中|218話|238,564文字

聖書ラノベ新人賞2, 天使, 悪魔, 聖書, ユダヤ, キリスト, ミカエル, サタン, ベルゼブブ, ボケ, ツッコミ, 漫談

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エデンでぬくぬくと日々を過ごしていたミカちゃん。
しかし人間が知恵の実を食べて追い出されてしまい、それを観察することになってしまう。
友達のサタニャエルくんはミカちゃんが心配でついて行く。
また、ミカちゃんのことが大好きな悪魔のビヨンデッタも参加して……。

『創世記』から始まる聖書の世界を古今東西のあれこれ含めて眺めてみる。
お気楽だけれど、ガチな聖書読本です。
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もくじ

登場人物紹介

【ミカ】(性別:無性 時々 男性)

神様の命令で人々を見守ることになった大天使ミカエル。サタニャエルくんに色々教えてもらう生徒役。ただ何も知らないお馬鹿ではなく、それなりに常識人。特に戦争に関することはなかなか詳しい。無意味な殺戮は嫌うが、戦争そのものは悪と見做さない。ビヨンデッタの作った「ケーキ」にトラウマがある。


(うんちく)

その名は「神に似たるものは誰か」という意味を持つ。ミカエルはMa-Ha-Elと分解され、「偉大なる神」の意味ともされる。天軍の総帥であり、右手に剣を持った姿で描かれる。


聖書において天使の翼に関する記述は無い。その造形はギリシア神話における勝利の女神ニケ(Nike)が由来であると考えられている。


ミカエル、最大の見せ場は新約聖書『ヨハネの黙示録』12である。そこには以下のような記載がある。

「かくて天に戰爭おこれり、ミカエル及びその使たち龍とたたかふ。龍もその使たちも之と戰ひしが、勝つこと能はず、天には、はや其の居る所なかりき。かの大なる龍、すなわち惡魔と呼ばれ、サタンと呼ばれたる全世界をまどはす古き蛇は落され、地に落され、その使たちも共に落されたり。」

おそらくは翼の生えた勝利の女神と、戦争における戦士の姿とが融合され、現代におけるミカエルのイメージを形作ったのであろう。

【サタニャエル】(性別:???)

ミカちゃん一人だと心配なので付いて来た。色んなことに詳しい黒猫。「サタニャエル」を名乗っているが、悪魔サタナエルと同一視されるかは謎。ビヨンデッタから「サマエル」と呼ばれてもおり、そうであれば楽園でイヴを誘惑した蛇であるとも言える。非常に好奇心旺盛で勉強熱心。たまに悪魔っぽいが、基本的には常識的。


(うんちく)

「猫に九生有り」のことわざは、高いところから落ちてもうまく着地してしぶとく生き残る、タフさから来ていると考えられる。何故「九生」なのかは定説は無いが、エジプト神話の猫頭の女神バステトが九つの魂を持っていたことに由来するのではないか、と言われる。そのようにしぶとい猫を殺すには「好奇心」が効果的であるとことわざは言う(「好奇心は猫を殺す」)。つまり人に知恵を与えたサマエルが、その罪によって神の罰を受けることの暗示として、サタニャエルというキャラクタは造られている。


サマエルは「神の悪意」という意味を持つ。12枚の翼を持つことから、堕天使ルシファーとも同一視される。

【ビヨンデッタ】(性別:男性 or 女性)

ミカを「お姉さま」と慕う悪魔の少女。その正体はソロモン72柱序列第1位ともされる魔王ベルゼブブ。ニーチェを好み、強き者が強くある世界こそが最も美しいと考えている。人間を「草」と呼び、その愚鈍さを嘲笑する。


(うんちく)

作中にあるように、ベルゼブブの由来はウガリット神話における豊穣の神バアル・ゼブル。バアルの信仰は旧約聖書において偶像崇拝として忌み嫌われ、度々敵対した。バアル・ゼブルをバアル・ゼブブと読み替えることで、その意味を「気高き主」から「蠅の王」へと貶めた。


「ビヨンデッタ」の名前は幻想小説の父J・カゾットの『悪魔の恋』に由来する。主人公のアルヴァーレは知的好奇心により悪魔ベルゼブブを呼び寄せ、そのベルゼブブは「ビヨンデット」という名の少年として彼に仕えた。やがて「ビヨンデット」は「ビヨンデッタ」という少女となり、アルヴァーレに強く愛を語る。そしてアルヴァーレは苦悩の末にビヨンデッタを愛してしまう。あまりにあっけない結末についてはここで語らない。


ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』は死の象徴として蠅が描かれる。また、理性を凌駕する闘争心は豚の首として表れた。作中でビヨンデッタが豚肉を好んでいるのも、そうした背景による。

小説情報

天使と悪魔の聖書漫談

アシェラ  ashikabi

執筆状況
連載中
エピソード
218話
種類
チャットノベル
ジャンル
歴史
タグ
聖書ラノベ新人賞2, 天使, 悪魔, 聖書, ユダヤ, キリスト, ミカエル, サタン, ベルゼブブ, ボケ, ツッコミ, 漫談
総文字数
238,564文字
公開日
2018年09月23日 00:47
最終更新日
2019年02月18日 00:02
応援コメント数
4

応援コメント一覧

>柚木沙耶香さん

コメントありがとうございます。聖書と同じく、じゃんじゃん読むのは疲れるかと思いますw サブタイで何か気になったのがあれば、ちら見していただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。

引っ越しました(進出しました)

こちらにアカウントがなくて応援できませんでしたが、知人の勧めでアカウントを取りました。 ちょこっと時間がないので、じゃんじゃんお読みすることも、書くことも出来ませんが、暫し、皆様の応援をさせて頂こうかと思い、日頃お世話になっている方々にご挨拶しております! よろしくお願いします(^ー゚)ノ

コメントありがとうございます

実は聖書を通読したこともなく、知識として断片的にある程度です。好きなラノベをしっかり理解したいと思って聖書を頭から読み始めた時、たまたま聖書ラノベの存在を知りました。せっかくだし、自分が読んでて面白いと感じたことを書き綴って、ラノベっぽくまとめてみようと思ったのが発端です。 エリヤとかエリシャは実にアグレッシブな預言者ですよね。預言者と言うと僧侶的なイメージだったのに、あれはもう戦士のよう。色々と思っていたのと違って、それもまた面白い。

お世話になります

先日はコメント頂きありがとうございました。 聖書漫談ときいて、新約っぽいものを想像したので、いい意味で驚きました。 旧約聖書のほうが、物語的には魅力が大きく、 文芸化するのに適している説を推します。 私は預言者エリヤが好きです。 実現させる祈りが三年六か月も地に雨が降らないというはた迷惑なものだったり、 バアルの預言者たちと預言者バトルをおこなって無双したりと、何とも見どころの多い人物です。

作者プロフ

アシェラ  ashikabi

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