1.バビロニア王の見た夢
文字数 1,615文字
(アッカド語:バラツゥ・ウスル「彼の命を守りたまえ」に由来)
・ハナンヤ → シャドラク
(ペルシア語:シトラカ「輝き」に由来)
・ミシャエル → メシャク
(「神々のようなもの」という意味)
・アザルヤ → アベド・ネゴ
(アラム語:アベド・ナブ「ナブ神の僕(しもべ)」に由来)
そして知恵をお与えになった。
またダニエルは、いかなる幻も夢も解くことができた。
そこで王は魔術師、呪術師、まじない師、カルデア人(※)を招集した。
※ここでは「占いを専門とする外国人」の意味。
他人の夢を言い当てるなんて、神々にしかできないことだと言ってね。
すると王は怒ってバビロンの賢者全てを処刑する命令を発布した。
その賢者の中にはダニエルたちも含まれている。
頭は純金、胸と腕は銀、腹と腿は青銅、脛は鉄、足は一部が鉄で一部が陶土。
一つの石が切り出されて足を粉々に打ち砕いた。
そしてその他の鉄、陶土、青銅、金、銀全て粉々となり、跡形もなくなる。
像を打った石は大きな山となり、全地を満たした。
これは最終的に神の国が建国されるという預言だ。
純金の頭は王ネブカドネツァルで、その後に様々な国が興る。
しかしそれらは全て粉々となり、神が立てた国が永遠に残るというわけだ。
献げ物と香とを彼に授けるように申しつけた。