6.ソドムとゴモラ
文字数 850文字
ソドムの町の男たち、若いのも年寄りもこぞってロトの家を取り囲んで言った。
「お前の家に来た人々を渡せ。セッ○スがしたい」
「娘をあなたたちに渡しますから、好きなようにしてください」
しかし彼らは言った。
「そこをどけ」
神様はソドムとゴモラの町を滅ぼすつもりだけど、もし町に多少の善人がいればやめておこうと。
それで二人のみ使いが来たわけだけれど、来て早々ひどい目に遭って思っただろうね。
滅ぼすしかないって。
硫黄と火をソドムとゴモラの町に降り注ぎ、全住民と草木を滅ぼした。
ロトの妻は(振り返ってはならないという、み使いとの約束を破り)振り返り、塩の柱となった。