3.偽使徒
文字数 1,375文字
たとえ、話す言葉は素人でも、知識についてはそうではありません。
わたしたちは、すべての点であらゆる場合に、そのことをあなた方に示してきました。
でも焦ることはない。
19世紀の神学者ハインリヒ・マイアーは異なる意見を提供してくれている。
(Meyer's NT Commentary on 2 Corinthians 11 参照)
ただ、わたしが恐れるのは、
蛇がエバを悪だくみで欺いたように、あなた方の思いが惑わされて、
キリストに対する真心と純潔から離れてしまいましないかということです。
わたしは、今行っていることをこれからも行います。
わたしたちと同様に誇ることができるとみなされようと、
機会を狙っている連中から、その機会を断ち切るためです。
こういう連中は、偽使徒、腹黒い働き手、
姿を偽ってキリストの使徒のように自分を見せかける者です。
小説家レフ・トルストイは、パウロの教えはイエスから逸脱していると申しています。
キリスト教アナーキストのアモン・ヘナシーはキリストの教えをスポイルしたとまで。
現代日本でも、反パウロの声はそこかしこに散見されますわね。