天使と悪魔の聖書漫談

1.歴代誌とは

エピソードの総文字数=1,043文字

しかし……。

なんだか色んなことが一気に起きて、疲れてしまいましたわ。

草どもは似たような名前をよく付けるし。

一体全体、何が何やら。

そんなビヨンデッタにおすすめなのが、これ。

『歴代誌』さ。

まあ、サタニャエル。

それはいったい何なのかしら。

『歴代誌』はエズラという人物が書いたのではないか、と言われている。

『創世記』のアダムからバビロン捕囚までの系図が書かれているのさ。

つまりこれを読めば、忘れっぽいビヨンデッタでも誰が誰だか分かるってことだね。
素敵ね!

でもお高いんでしょう?

ご安心を!

本日は視聴者の方だけの特別価格。

たったの銀貨30枚だ。

なんて良心的な価格なのかしら。

せいぜい救世主か奴隷一人分というところね。

ブラックジョーク、やめーや。
ミカちゃんに叱られたところで、本題に入ろうか。

『歴代誌』は伝統的にエズラによって書かれたと言われている。

もしくはエズラは編集者の一人とも言うね。

ユダ王国を意のままにしたバビロニア帝国の繁栄も続かなかった。

代わって台頭したのがアケメネス朝ペルシア、その王キュロス2世。

ほんまに、目まぐるしく変わっていくな。

そういうのにも慣れへんと、歴史は追いかけられへんのやろけど。

そのキュロス2世はユダの民が故国を再建することを許可した。

そういった歴史的背景のもとに、この『歴代誌』は書かれたのさ。

では、エズラには何かしらの思惑があったのかしら。
ウェストミンスター・ジョン・ノックス・プレスという長老派教会出版社がある。

そこの『歴代誌』解説によると、5つのテーマがあるらしい。

1.神は歴史上有効である

2.神はイスラエル人と契約を結んでいる

3.神はダビデとその子孫を代理人とした

4.神は礼拝の地にエルサレムを選んだ

5.神は今もイスラエル人と共にある

つまり、神は決して過去の遺物などではない。

エルサレムに戻って国を建て直す。

その時、自分たちと共に神はある。

なるほどなあ。

新しい国づくりのための第一歩っちゅうわけやな。

みんなの心を一つにまとめようとでも考えたんやろか。

そんなところかな?

アダムからの系図を載せているけれど、メインは『サムエル記』と『列王記』

つまりイスラエル王国が出来てからの歴史について書いているのさ。

しかしイスラエル王国とユダ王国とに分裂した後。

北のイスラエル王国については無視している。

話も『サムエル記』『列王記』と食い違う点がある。

了解や。

そのへんのことを念頭に置きつつ、先に進んでいけばええんやな。

ちなみにこちら、ギュスターヴ・ドレの描いたエズラだよ。

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