2.中庸
文字数 1,218文字
しかも、異邦人の間にも見られないようなみだらな行いがあり、
父の妻を自分のものにしている者さえあるとのことではありませんか。
ここではおそらく、義理の母、父親の別の妻とか再婚相手を指すんだろう。
そうした相手と結婚してはいけない。
これは律法にも記されているし、ローマの法律でも定められていたらしい。
お前の父の妻の隠し所を露わにしてはならない。
それはお前の父の隠し所である。
「男は自分の父の妻を迎えて、父の衣の裾をめくってはならない」。
そもそもイエス自身、決して律法を無視したわけじゃない。
それどころか律法を正しく行っているという主張だったわけだ。
「律法主義」は良くないけれど、「反律法主義」も受け入れるわけにいかないのさ。
ギリシア語では「メソテース(Mesotes)」で「中間」「平均」の意味となります。
うまくバランスを取って、より良い状態を模索する。
地味ですが、賢い選択と言えましょう。
完全にコミュニケーションを絶とうとしたら死ぬしかない。
外部の人間を裁くのは教会ではなく神だと言う。
その上で、内部に悪い人間がいたら「一掃しなさい」と言っているのさ。
みだらな者、貪欲な者、偶像を拝む者、人を謗る者、
酒におぼれる者、人の物を奪う者があれば、
このような人とは付き合わず、食事もともにするなということです。