1.キリスト教迫害
文字数 2,158文字
個々人が何を信じても自由で、他民族国家らしい在り方を示していた。
しかし、どうも一神教というのは多様性に馴染まないらしい。
国家における宗教行事への不参加は、周囲の敵意を呼び寄せることとなる。
異邦人の中にあって立派な生活を送りなさい。
そうすれば、異邦人は今、あなた方を悪人呼ばわりしていても、
あなた方の善い行いを見て、訪れの日に、神に栄光を帰するでしょう。
それも、優しく、慎み深く、正しい思いをもって、答えなさい。
そうすれば、キリストと一致したあなた方の正しい生活を謗った人も、
あなた方に言った悪口を恥じ入るでしょう。
主のために、あなた方は、すべて人間の立てた制度に従いなさい。
主権者としての王であろうと、悪人を罰し、善人を表彰するため、
王から遣わされた総督であろうと、彼に従いなさい。
すべての人を敬い、兄弟を愛し、神を畏れ、王を尊びなさい。
ガイウス・プリニウス・カエキリウス・セクンドゥスという政治家がいた。
「小プリニウス」と称される人物で、トラヤヌス帝に送った手紙を送っている。
その内容は裁判における、キリスト教徒の取り扱いについて尋ねるものだった。
whether the name itself, even though otherwise innocent of crime, should be punished,
たとえ無実であったとしてもその名のゆえに罰を受けるべきでしょうか
手紙の次の箇所を見てみよう。
(ジョン・ノックスがどこの誰かが把握出来ませんでした(-_-;) 複数の引用が確認出来たので、まともな引用だと判断して、そのまま進めます。もしご存知の方がいましたら、コメントにてお知らせください。)
Knox, John. Pliny and I Peter: A Note on I Peter 4:14–16 and 3:15. Journal of Biblical Literature 72:3. 1953
もし、あなた方が、キリストの名のためにののしられるなら、幸いです。
神の霊である栄光の霊が、あなた方の上に留まってくださるからです。
あなた方のうち、誰も、人殺し、どろぼう、あるいは、他人に害を加える者、
他人のことに干渉する者となって、苦しみを受けることのないようにしなさい。
しかし、もしキリスト者として苦しみを受けるのなら、恥じることはありません。
むしろ、この名の故に、神に栄光を帰しなさい。
ただ、心の中で主キリストを崇めなさい。
あなた方が抱いている希望について問いただす人には、
いつでも、答えられるように用意していなさい。