5.諸国の滅び
文字数 1,743文字
踏み荒らされたイスラエルの地を、そして虜になったユダの家をお前は愚弄した。
わたしはお前を東の民に引き渡し、彼らに領有させる。
・モアブに対する裁き
(モアブがユダ王国がほかの国々と同じになったと愚弄したため)
アンモンの子らとともにモアブを東の民に引き渡して、彼らに領有させる。
エドムはユダの家に報復し、その報復によって大きな痛手を与えた。
わたしはエドムに向けて手を伸ばし、その地から人と獣を抹殺して荒れ野とする。
その時、ユダはイドマヤのアクラバタの地でエサウの子らと戦いを交えていた。
彼らがイスラエルを包囲し続けていたからである。
そして彼らに大打撃と屈辱を与え、戦利品を奪い取った。
彼らは心底からのあざけりを抱いて報復し、積年の敵意に駆られてユダを滅ぼそうとした。
わたしはペリシテに向けて手を伸ばし、クレタ人を抹殺して、海辺に残った者を滅ぼし尽くす。
弐瓶勉の漫画『シドニアの騎士』は英語で『Knights of Sidonia』だけど、
英国バンドMUSEの『Knights of Cydonia』が元ネタではと言われている。
Cydoniaは英語ではサイドニアで、ギリシア語だとキュドニア。
クレタ島にある古代都市の名で、現代ではハニアと呼ばれる都市だ。
お前を人けのない町のように、荒涼とした町にする。
淵に襲わせ、大水に覆わせる。
わたしは町に疫病を、往来に血を送り込む。
四方から差し迫る剣に滅びた者が町じゅうに横たわる。
まことに、主なる神は仰せになる。
バビロンの王の剣がお前を襲う。
わたしは勇士たちの剣を用い、お前の軍勢を崩壊させる。
彼らはみな、残忍無比な異国の民。