31.革命家イエス
文字数 1,205文字
「わたしもあなた方に一つ尋ねる。
それに答えるなら、わたしも、何の権威をもって、あのようなこをするのかを言おう。
ヨハネの洗礼はどこからのものか。
天からのものか、それとも人からのものか」。
地主は収穫を取り立てるため、小作人に使いを出した。
これは普通の光景だろう。
しかし驚くべきことに、小作人たちは使いの者を捕まえた。
一人は打ち叩き、一人は殺し、一人は石打ちにしてしまう。
それは主の行われたことで、われわれの目には不思議に見える。
家を建てる者らの捨てた石が、隅の親石となった。
それは主の業(わざ)、わたしたちの目には不思議なこと。
民衆がイエスを預言者だと思っていたからである。