5.ペトロの癒やし
文字数 1,506文字
すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれて来た。
この男は、神殿に入る人々に施しを乞うために、毎日、
「麗しの門」と呼ばれる神殿の門の所に置いてもらっていた。
神殿には複数の門があるからね。
とは言え、施しを求めるような場所なら大勢の人が通るだろう。
神殿正面にある「ニカノルの門」がそれだろうと考えられている。
「美(beauty)」よりも「成熟(ripeness)」が適しているってね。
(Strelan, Rick (2001). Keys to the Gate Beautiful (Acts 3:1-10) 参照)
ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい」
神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいてきた。
イエスの復活を知らせ、死者の復活を宣べ伝えていることにいら立ち、
二人を捕らえて、夕方であったため翌日まで拘留することにした。
二人が無学な普通の人であることを知って驚き、
二人が、かつてイエスとともにいたことも分かった。