天使と悪魔の聖書漫談

7.メルキゼデク

エピソードの総文字数=930文字

メルキゼデク?

何でか知らんけど、スーパーロボットっぽい気がするなあ。

何でだろうね。
話はだいぶ戻るけど、メルキゼデクは『創世記』に登場する人物の名なんだ。

「いと高き神の祭司」と呼ばれるエルサレムの王だよ。

アブラハムが戦争に勝利したことをパンとぶどう酒を持って祝福したという。


「ゼデク」と「ツェデク」は同じ意味。

英語だと両方とも「zedek」と表記されている。

日本で呼び方が異なるのは、翻訳の違いによるね。

アブラハム言うたら、あれか。

美人局常習犯。

アブラハムとメルキゼデク。

昔は仲良うやっとったわけや。

それがヨシュアとアドニ・ツェデクにおいては敵同士。

ままならないもんさ。

アドニ・ツェデクは4人の王たちと共にギブオンを攻撃した。

ギブオンはヨシュアに使いを送り、救援を求めた。

ヨシュアはアドニ・ツェデクたちの軍を急襲し、敗走させた。

あっという間やな。

ヨシュア、めっちゃ強いやんけ。

そして神がさらなる追い討ちをかける。
神様は天から大きな石を降らした。

雹による死は、イスラエル人の剣による死よりも多かった。

そしてさらに太陽を中天に留め、敵を夜に潜ませることが無かった。

太陽が沈まへん?

どういうこっちゃろ。

ここは様々な説明がなされる場面だね。

一つは書いてある通り、奇跡が起きたのだとする説。

そうではなく、言葉通りではない詩的な表現だと言う人もいる。

もうちょっと科学っぽい話。

日食や光の屈折によって、日中時間を通常よりも延ばしたなんてのもある。

敗走した5人の王たちは洞穴に隠れていたが、まもなく見つかった。

ヨシュアは指揮官たちに、王の首を踏むよう言った。

さて、ここで英語のお勉強だ。
なんや、やぶからぼうに。
首を足で踏みつけるなんて、なかなか屈辱的な行為だろう。

勝敗が決したことの象徴でもある。

そこから、以下のような慣用句が生まれたんだ。

have (one's) foot on (someone's) neck

えっと……

(誰かの)首に(誰かの)足をのせる?

直訳するとね。

これを意味の通るように訳すなら、「優位に立つ」となる。

首に足のせる言われても、意味不明やからな。

こういう背景を知っといたら、理解しやすいってことか。

ヨシュアは5人の王たちを殺し、5本の木に掛けて吊るした。

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