1.エゼキエルの墓
文字数 1,277文字
それもまた大事な仕事なのさ。
彼らの努力が無ければ、ひょっとするとユダヤ教は生まれていないかもしれない。
そうすると、後に続くキリスト教、イスラム教も無かったことになる。
残念ながら、解放の頃にはとっくに亡くなっている。
エゼキエルのお墓とされる建物は、現在イラクのアル・キフという町にある。
そこはユダヤ教徒とイスラム教徒の巡礼地でもある。
ムスリムはキリスト教徒もユダヤ教徒も「啓典の民」と言って尊重はする。
しかしそれは重税などを受け入れての話で、イスラム教徒の下に置かれるんだ。
「これはお前の父親と先祖のシュタカ(chtaka)」と言って殴ることが出来る。
ユダヤ人の地位も年齢も関係ない慣習としてあったんだとか。
(「イスラム世界におけるユダヤ人の恐怖」田所光男著を参照)