1.落穂拾い
文字数 1,437文字
マフロンの弟はキルヨン、その妻をオルパと言う。(彼女もモアブ人である)
マフロンとキルヨンの母はナオミと言い、彼女の夫エリメレクはすでに他界していた。
ナオミはルツとオルパに新しい出会いを求めて去るよう促した。
二人とも泣いてナオミと共にいることを望んだが、ナオミは許さなかった。
結局、オルパはナオミに別れの口付けをした。
ナオミは説得を諦め、共にベツレヘムへと向かった。
彼はルツが生まれ故郷を捨ててまで姑に尽くしていることを聞いていた。
ボアズはそのことに感心し、ルツにパンを振る舞い、落穂をこっそり増やすようにした。
するとナオミはルツに、ボアズの寝るところに行って横になるよう言った。
「わたしの娘、あなたに神様の祝福がありますように」
「老いた義理の母を見捨てない誠実さ」
「そしてその母の夫、彼の子孫を残そうとする誠実さはそれに勝る」
もし見つからなければ自分が責任をもって夫となることも約束した。
長老たちとの話し合いの結果、結局ボアズがルツを妻とすることになった。