1.エレミヤ
文字数 998文字
ただ、『エレミヤ書』の方が真に迫るものがある。
エレミヤ自身、ユダ王国の滅亡、バビロン捕囚に至るまで活動した人物だと言う。
苦しみの声が心にまで響いてくる。
「わたしは、お前を聖別し、諸国の民の預言者とした」。
わたしは言った、
「ああ、わたしの神、主よ、
わたしにはどのように語ればよいのか分かりません。
わたしはまだ若者にすぎないのですから」。
「背信のイスラエルが姦淫を行ったので、わたしは彼女を離縁し、離縁状を渡した。しかし、不忠実な女、彼女の姉妹ユダは恐れず、自ら進んで同じことを行ったのをわたしは見た。」