18.ベルゼブル論争
文字数 1,213文字
弟子たちは空腹であったので、穂を摘んで食べ始めた。
これを見たファリサイ派の人々はイエスに言った、
「ご覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日に許されないことをしています」。
これはアロンとその子らのものとなる。
彼らはこれを聖なる場所で食べなければならない。
これは主にささげる火による献げ物のうち、
彼らのために定められた取り分であり、最も聖なるものだからである。
祭司は安息日に神殿で安息日を破っても罪にならない。
そしてイエスこそは神殿よりも偉大なものだ。
ゆえにイエスの傍で安息日を破ることは問題ないというロジックさ。
安息日には、一歳の疵のない雄の子羊二匹と、
穀物の供え物として油を混ぜた善い小麦粉十分の二エファと、
それに伴うぶどう酒の供え物をささげる。
むしろ他の人々よりもより律法を成就させると言う。
他に、安息日の医療活動は許されるのかという問いもあった。
イエスは安息日に子羊が穴に落ちたら助けないのかと言って返した。
善を行うことは安息日であっても許されているというわけだ。
「悪霊の頭ベルゼブルによるのでなければ、
この男に悪霊を追い出せるわけがない」と言った。