10.ダビデとゴリアテ
文字数 1,213文字
イスラエル人もまた抗戦のために戦列を敷いた。
ペリシテ人の陣営からゴリアテという名の屈強な戦士が現れた。
彼は一騎打ちを申し出たが、イスラエル人たちは恐れおののいた。
ゴリアテは四十日にわたり、朝夕出てきては挑発を繰り返した。
サウルは若輩のダビデには無理だと言ったが、ダビデはこのように返した。
「獅子や熊が羊を奪ったとき、それを殺して羊を救い出したことがあります」
彼は主の助けにより獅子や熊の爪から逃れ、それを撃退したと言った。
それゆえゴリアテは彼を甘く見た。
ダビデは石投げでゴリアテの眉間を撃ち倒した。
そしてゴリアテの剣によってその首をはねた。