天使と悪魔の聖書漫談

3.愛することの意味

エピソードの総文字数=672文字

愛すること。

それはわたくしの抱くお姉さまへの気持ちそのもの。

お姉さまの願いとあらば、眷属皆殺しも辞さない覚悟でしてよ。
そこは自分の命をなげうつ、とかじゃないんだね。
だって死にたくないもの。
それもそうだね。

ところで「愛」についてだけれど、この言葉は時代によって、場所によって解釈が異なってくる。

戦国武将、直江兼続の兜は「愛」の文字で有名だけれど。

これはLOVEではなく愛染明王のことだという説が有力なんだ。

愛染明王は軍神ともされるから、そこから取ったってことかな。

辻仁成の『愛をください』も「愛染明王をください」ってことかしら。
ガチャの引きが悪いのかな。

イスラエルの子らよ、聞け。

わたしたちの神様、主こそ唯一の主である。

あなたたちの神様、主を愛しなさい。

あら。神が子を愛するのではなくて?

草どもに愛することを強いるとでも言うの?

ここで言う「愛する」とは、神への忠実な態度のことなのさ。

ビヨンデッタが気にするよう、神の民に対する態度でもある。

「愛」が一方通行ではない、相互の関係を示しているんだね。

旧約聖書における「愛」は当然、新約聖書に影響する。

「隣人を自分自身のように愛せ」とする、キリスト教的態度の基礎となったんだ。

あなたたちの神様、主を試みてはならない。
試すな。信じろ。疑うな。

そういうこと?

仏教用語の「他力本願」に近い気がするね。
あなたたちの神様、主こそが神様であることを知りなさい。

主を愛し、その命令を守る者には、契約を守る。

そうでない者、主を憎む者には猶予なく報復される。

愛するか、死ぬか、どちらかを選べってことかな。
情熱的で素敵ね!

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