1.キリスト論
文字数 1,320文字
彼は神であり人であるというけれど、それはどういうものなのか。
「人の子」「神の子」「救世主」そして「主」
こうした表現について、その定義を考えるのさ。
仮に土台が緩ければ、その後に何を載せても簡単にひっくり返ってしまう。
逆に土台さえしっかりしておけば、少々の試練は乗り越えられるものさ。
『フィリピの人々への手紙』第2章5-11節
キリスト・イエスが抱いておられたのと同じ思いを抱きなさい。キリストは神の身でありながら、
神としてのあり方に固執しようとはせず、
かえって自分をむなしくして、
僕(しもべ)の身となり、人間と同じようになられました。
その姿はまさしく人間であり、
死に至るまで、十字架の死に至るまで、
へりくだって従う者となられました。
それ故、神はこの上なくこの方を高め、
すべての名に勝る名を惜しみなくお与えになりました。
こうして、天にあるもの、地にあるもの、
地の下にあるものはすべて、
イエスの名において膝をかがめ、
すべての舌は「イエス・キリストは主である」と表明し、
父である神の栄光を輝かせているのです。
この詩の一般的な解釈は、イエスは復活の後に神と同一となったというものだ。
「十字架の死に至るまで」は人間だった。
そして「神はこの上なくこの方を高め」て、神と同一になったのさ。
地のすべての果てよ、わたしのほうに向きを変えよ。
そうすれば、救われる。まことに、わたしが神である。ほかにはいない。
わたしは、自分自身にかけて誓った。
わたしの口から出るのは正義、これは翻ることのない言葉。
まことに、わたしに向かってすべての膝はかがみ、全ての舌は誓い、