3.アフロディーテ
文字数 1,145文字
そこでは神殿娼婦(ヘタイラ)がいて、売春によって儲けていたらしい。
歴史家ストラボンの記述によれば、1000人以上の神殿娼婦がいたらしい。
それによりとても豊かであったとも言う。
紀元前146年におけるコリントの戦いを描いたものだ。
武装したアフロディーテ像の周囲に、神殿娼婦たちの嘆き悲しむ姿が見えるね。
人が犯す罪はすべて体の外にあるものですが、
みだらな行いをする者は、自分の体に対して罪を犯すのです。
真偽はさて置き、人が大勢集まる地域だったことは間違いない。
ローマ支配下のコリントも商業が盛んな町となっていたことだろう。
そしてそういう場所には何かといかがわしいものも付き物だ。
神から受けた聖霊を宿した体だから、自分の好き勝手にしてはいけないのさ。
だから「体を神殿として神を称えなさい」と言って、罪に交わらぬよう注意したんだ。