5.ミカエルとサタン
文字数 1,004文字
それは、太陽をまとった女で、月がその足の下にあり、
頭上には十二の星の冠を戴いていた。
女は身籠っており、子を産む苦しみと痛みのために泣き叫んでいた。
だが、天のエルサレムは自由な身分の女で、これはわたしたちの母です。
見よ、七つの頭と十本の角のある巨大な赤い竜であった。
ミカエルとその使いたちとが、竜に戦いを挑んだのである。
竜とその使いたちも応戦したが、勝つことができず、もはや天には身の置き所もなかった。
こうして、巨大な竜は投げ落とされた。