1.神に似たるものは誰か
文字数 1,274文字
それはユダの王ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に、
サマリアとエルサレムに関してミカが見た幻である。
Mi kamokha ba'elim Adonaiで「主よ、神々のうち、だれがあなたに比べられようか」
長ったらしいですが、これを略してMakabi(マカバイ)だとか。
『ミカ書』のミカはヘブライ語でミカヤフ(Mikayahu)。
神を「エル」ではなく「ヤハウェ」としているのさ。
名を呼ぶか否かが違ってて、意味としてはミカエルと同じなんだ。
夜明けとともに彼らはそれを実行に移す、
自分たちの手でそれが可能だからだ。
彼らは土地が欲しければ強奪し、家屋をも奪い取る。
例えば、借金の形に土地を奪う、なんてことを言ってるんじゃないかな。
後世、金融業で高い利子を取るイメージのイスラエル人だけど、
同族の間では利子を取る行為も禁止されている。
神が怒るほどなら、それを破っていたのかも。
強国に挟まれていても、国がまとまっていれば生き残れたかもしれません。
松浦静山曰く「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」
イスラエルは滅ぶべくして滅んだ、ということでしょう。
彼らは、歯で噛むものがあれば、「平和」と叫ぶ。
しかし、彼らの要求するものを与えなければ、争いを仕掛ける。
その永遠の昔から、あなたが、わたしたちの祖先に誓われたように。