天使と悪魔の聖書漫談

10.ヨシュアの遺言

エピソードの総文字数=846文字

ヨシュアによるカナン侵略、占領は完了した。

彼らは各部族に土地を割り振り、町をつくった。

次の聖書は『士師記(ししき)』と言う。

士師は中国古代で「裁判官」を意味する言葉だね。

裁判官が主役になるんか?
その通りさ。

ヘブライ語でショフェート、英語だとジャッジと訳されている。

総勢12人のショフェートについての物語なんだ。

裁判官が主役っちゅうことは……。

何かしら揉め事だらけやったっちゅうことやな。

そうだね。

彼らの国づくりは始まったばかり。

『士師記』の始まる前、『ヨシュア記』においてもその片鱗は見られたんだ。

ヨルダン川東に住み着いたルベン族、ガド族、そしてマナセ族の半数。

彼らはヨルダン川の近くに大きな祭壇を設けた。

それを知った他のイスラエルの部族は、神様への背信ではないかと憤った。

そのような勝手は神様によって認められていなかった。

これ、いつもの感じやとやばいやつやん。

また殺されてまうんちゃうか。

今回に関しては、そうならなかった。

イスラエル人は代表者を派遣して、どのような意図かを問いただすんだ。

そして話し合いの結果、問題なしとなる。
ひやひやさせよってからに。
話し合いが大事だという説教に使われる場面だね。

正直、もっと他のところでも話し合えって思うけど。

ヨシュアは死が近づくと遺言を残した。

過去、神様の指示に従いカナンの地を手に入れたことを回顧し、

これからも神様に従って励むよう激励を述べた。

他の神々を崇めることなく、主のみに仕えるよう伝えた。

ヨシュアは110歳で死んだ。

人々は彼をティムナト・セラに葬った。

大仕事やったな。

そんで、そのティムナト・セラは場所が分かってるんか?

正確に分かっているわけじゃない。

今のところ「Kifl Haris(キフル・ハリス)」というところが有力だね。

他には「Khirbet Tibnah(カーベット・ティブナ)」じゃないかとも言われている。

数千年前のお墓やからな。

ピラミッドみたいな目印があればええんやけど。

そうでもなかったら、ちゃんとした場所なんか分からへんか。

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