12.チャリティ
文字数 1,234文字
つまり「仲間たちとのキリスト教徒の愛」という意味から来ております。
現代では広く、一般的な慈善活動をチャリティと称しますわね。
(Oxford Dictionary of English参照)
ユダヤ教においてそれはツェダカ(Tzedakah)と呼ばれる。
翻訳するとチャリティになるけれど、その意味合いは若干異なっているね。
ツェダカは「正当」と「正義」に基づく寄進であって、その相手は弱者とは限らない。
信仰告白・シャハーダ(Shahada)、礼拝・サラー(Salah)
断食・サウム(Saum)、巡礼・ハッジ(Hajj)に並ぶイスラム五行の一つでしてよ。
「愚か者、今夜、お前の命は取り上げられる。
そうすれば、お前が蓄えた物は、いったい誰のものになるのか」。
自分のために宝を蓄えても、神の前に豊かにならない者は、このようになる。
自分のために、古びることのない財布を作り、尽きることのない宝を天に蓄えなさい。
そして貧しい人たちに目を向ける余裕が出て来たからかな。
フラタニティはラテン語で「兄弟」を意味する。
だから日本語では「兄弟団」とか「兄弟会」みたいに言われているね。