10.執拗な願い
文字数 1,422文字
(ファラオから逃れたモーセが、祭司レウエルの娘を手助けした後の場面)
父は娘たちに言った、
「その方はどこにおられるのか。置き去りにしてくるとは何事か。
その方を呼んできて食事を差し上げなさい」。
(使徒パウロがテトスに向けて宣教師たるものの教えを説く)
かえって、人を厚くもてなし、善を愛し、思慮深く、正しく、信心深く、自分を制し、
近親者に当然与えるべきものは与えよ。
貧者と旅人にも。しかし濫費(らんぴ)してはならない。
しかしその執拗さに起き出して、必要なものを何でも貸してくれるだろう。
だから僕個人の解釈になるけれど、ここでは願う内容の正当性が前提にあると思う。
旅人の歓待は当然しなければならない文化だ。
そしてそのために他人を頼るとしても、たったのパン三つという謙虚さがある。
探しなさい。そうすれば見出す。
たたきなさい。そうすれば開かれる。