1.神の霊感
文字数 1,160文字
聖書はすべて、神の霊感によるもので、人を教え、戒め、
誤りを正し、義に導く訓練をするために有益です。
それによって、神の人は、あらゆる善い業を果たすことのできる、最適任者となるのです。
ギリシア語ではテオプニストス(theopneustos)とありますわね。
ラテン語のヴルガタ訳ではインスピラータ(inspirata)……。
英語で言う、インスピレーション(inspiration)とされております。
つまりインスピレーションとは天からのひらめき。
「ひらめき」は古くには雷の様子を表す言葉。
インスピレーションを「天来の妙想(みょうそう)」と訳すのも納得ですわね。
わたしの最初の弁明の際には、誰もわたしの傍らに立つ者がなく、
みなわたしを置き去りにしました。
――どうか彼らにこの責めが負わされませんように。
主は、わたしをすべての悪い業(わざ)から救い出し、
無事に天の国に迎え入れられるまで、わたしを守ってくださるでしょう。
主に栄光が代々限りなくありますように。アーメン。