10.滅びゆく女王バビロン
文字数 1,240文字
カルデア人の娘よ、王座にではなく地面に座れ、
お前はもう、上品で優しい女とは呼ばれない。
『イザヤ書』におけるこの内容は、未来について語る部分だね。
「カルデア人の娘」というのはそのまま新バビロニア帝国のこと。
新バビロニア帝国はカルデア人によって紀元前7世紀頃に建国されたと言う。
ハランは父テラの存命中、その誕生の地カルデアのウルで死んだ。
『創世記』第11章31節
テラは息子アブラムと、ハランの息子で自分の孫であるロトと、息子アブラムの妻である嫁サライを伴い、カルデアのウルを発ってカナンの地に向かった。ハランに着いたとき、そこに住んだ。
『わたしを見ている者はいない』と言った。
お前の知恵と知識がお前を迷わせ、
『ただわたしだけで、ほかにはいない』と心に言った。
喜びの声をもって告げ、このことを聞かせよ。