13.シリア軍の将ニカノルとユダの友好
文字数 1,124文字
ニカノルはイスラエルに攻め入り、ユダ・マカバイの兄シモン・タシが戦った。
敵に不意を突かれたシモン・タシが退却したが、ニカノルはそれを追わなかった。
ユダヤ人たちの勇猛さを知り、講和を結ぶべきと判断したためである。
さらにニカノルはユダに結婚して子供を持つように勧めた。
ユダは結婚し、平穏無事に暮らし、普通の生活を楽しんだ。
それを破壊するのもまた大祭司アルキモスだ。
彼はニカノルがユダを後継者として、国策に反していると告げた。
王は怒り、ユダ・マカバイを首都アンティオキアに送るようニカノルに指示した。
しかしユダ・マカバイはニカノルの態度が冷たいのに気付いた。
これは良くない徴候であると感づき、ユダは身を隠した。