天使と悪魔の聖書漫談

2.カインとアベル

エピソードの総文字数=668文字

アダムとエバの間に二人の男の子が生まれた。

兄のカインは土を耕す者に、弟のアベルは羊を飼う者となった。

エデンでぬくぬくしてたら神様に人間見守って来い言われた。

こんなん……、うちも追放されたようなもんやん!

しかも追放されたアダムとエバはなんだかんだで楽しそうに暮らしてるし。
あかん。

なんか得体の知れん、黒いものが這い上がってくる……。

いやいや、開始早々堕天したらまずいでしょ。
サタニャエルくん!

なんでこないなとこに。

ミカちゃんが心配でね。

追いかけてきたんだよ。

くっ……。

なんてええ子なんや。

カインは神様に農作物を、アベルは羊を捧げた。

神様はアベルと羊に目を留めたが、カインと農作物には目を留めなかった。

カインは腹を立てたが、神様は「怒るな」と言う。

カインはアベルを殺した。

急展開過ぎへん?
神様もなんでカインを無視しちゃったんだろうね。

野菜よりも肉の方に興味があるのは理解できるけど。

猫やしな。
「お前の弟の血が土からわたしに叫んでいる」

神様は死者の声も聴くことができるので、カインの暴挙を見破った。

そしてカインに農作業が全然うまくいかない呪いをかけて、土地から追放した。

さすがに罰が重過ぎるとカインが訴えると、今度は誰にも殺されない徴(しるし)を与た。

カインはエデンの東、ノドの地に住んだ。

さすが神様やな。

何でもお見通しやで。

アダムとエバの時もそうだったけれど、罰を与えても何かしらのフォローが入るよね。

なんだかんだで神様は自分の子である人間を助けたいと思ってしまうのかな。

しかし、サタニャエルのその言葉はすぐ裏切られることとなるのであった。

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