2.エリ・エリ・レマ・サバクタニ
文字数 1,017文字
これはアラム語で「神よ、神よ、なぜ私を見捨てられたか」という意味だ。
おそらく『詩編』においては最も有名な一節だろうね。
神よ、私の神よ。
どうして、私をお見捨てになったのですか。
どうして、助けるどころか、
うめきさえ聞いてくださらないのですか。
徒党を組んだ悪人どもが、
群がる野犬のように私を取り巻きます。
私の手足は引き裂かれています。
ああ主よ、そばにいてください。
ああ、私の力である神よ、大急ぎで助けに来てください。
死から救い出してください。
私の尊いいのちを、こんな悪人の手に渡さないでください。
主は王であって、国々を支配します。
高慢な者も謙遜な者も、
死ぬべき運命にある人はみな、主を拝みます。